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発達障害の彼女はいつも帽子をかぶって映像製作のプロへ歩む

time 2018/12/09

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

発達障害の彼女はいつも帽子をかぶって映像製作のプロへ歩む

ケイト・ジョルゲンセンは、発達障害です。
「私はこのキャラが大好き!」
ケイトは歩きながら、同級生のプロジェクトを見て興奮しながらそう言います。
ケイトは口数が少なく、社交的ではないということが全くありません。
また、発達障害の多くの人とは違ってこだわりをもっていたりもしません。
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ただ、ニット帽子をかぶらないでいることはできません。
「帽子をかぶると感覚の問題が減るんです。敏感な感覚への助けになるんです。」
そうケイトは言います。
発達障害と診断される女の子は189人に一人です。42人に一人の男の子よりとても少なくなっています。
多くの女の子が、正しく診断されていなかったり、診断を受けることがないまま過ごしていると考えられます。
ケイトは子どもの頃から十代の頃まで数多くの医師に診察をしてもらいましたが、ケイトの奇妙な行動の説明となる診断をされることはありませんでした。
ケイトのアスペルガー症候群の症状について気づかれることがなかったのです。
ケイトは特別なテストを受け、そうであると診断をされました。
発達障害の女の子は、発達障害の男の子とは異なる行動をとるために、わからなかったのです。
男の子の診断がもとにした基準では、女の子の診断ができなかったのです。
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大学院を卒業した発達障害の人の85%が失業しているという状況のなかで、ケイトもその一人でした。
「2年前に、私が幸せか、夢を持っているかと質問をされたら、私は質問をした人をバカにしたはずです。
そんなこと、あるわけなかったからです。」
ケイトはそう言いながら、新しいアニメキャラをCGで製作しています。
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ケイトは今、非営利団体シャーマンオークスの職業学校であるエクセプショナルマインドの2年生です。
エクセプショナルマインドは、発達障害の若者がアニメーションやビジュアルエフェクトを学び、働けるスタジオです。
「エクセプショナルマインドで学び、就職するためのスキルを身につけることができるんです。」
ケイトは既に、カートゥーン・ネットワークの仕事も行っています。
「プロの世界への始まりとなりました。」
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エクセプショナルマインドでは、エレベータに乗っている時間の間に相手に伝えたいことを伝える「エレベータ・ピッチ」の練習をしたり、コミュニケーションスキルについても学びます。
「こんにちは。私はケイト・ジョルゲンセンです。私はエクセプショナル・マインド学生です。」
そうケイトは練習をしています。
例外として思われた、ケイトのような発達障害の若者たちが、例外的な素晴らしいものを創り出していきます。
(出典・画像:米SPECTRUM NEWS
人と違うことを活かして、違う素晴らしいものを生む。
これこそ、ニューロダイバーシティだと思います。
エクセプショナルマインドは、アベンジャーズなどの製作にもかかわり、有名な存在になっているといえるでしょう。
発達障害の少女は通い続け、コミック書店の店員として採用される

(チャーリー)


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