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自閉症の子を助ける薬として期待されるオキシトシンなどの研究

time 2019/09/25

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自閉症の子を助ける薬として期待されるオキシトシンなどの研究

発達障害の自閉症の子どもを育てる上で困難になるのは、社会的なやりとりに関わる課題、そして強いこだわりや常同行動などの症状を治療するための薬が存在しないことです。
しかし、米スタンフォード大学の研究チームはそれを変えようとしています。
神経科学者のカレン・パーカー博士とアントニオ・ハーダン医学博士が、社会的な行動に影響を与えている2つのホルモンの絡み合った役割を研究しています。
2つのホルモン。「オキシトシン」と「バソプレシン」の両方について小規模な臨床試験を行い、自閉症の子にとって有用な薬になるか確認を行いました。
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その結果、オキシトシンの投与は自閉症の子どもたちを助けるものになる可能性が示されています。
そして、ある父親は息子がバソプレシンの臨床試験に参加したときのことをこう説明しています。
「バソプレシンを投与されると、息子は驚くほど変わったんです。
たくさんアイコンタクトをしてくれ、とても自発的になったんです。
息子は歩いて人に近寄って、話しかけていたんです。
バソプレシンを投与されていたその月を除いて、息子のそんな姿は見たことがありませんでした。」
この父親の経験は、まさにバソプレシンの臨床試験の結果を反映したものです。
有効な成分を含まない偽薬(プラセボ)を投与された子どもたちと比較をすると、バソプレシンを投与された子どもたちは、社会的行動が大きく改善されていました。
不安や常同行動も減少していました。
「本当に素晴らしい結果です。」
そうパーカー博士は言います。
k3-1 自閉症の子を助ける薬として期待されるオキシトシンなどの研究
オキシトシンの臨床試験の結果も期待に応えるものでした。
オキシトシンは自閉症の子どもたちのすべてではありませんが、一部の子どもたちにとても役に立つことを発見しています。
これらの結果については、よりたくさんの子どもたちが参加する研究で、現在確認が進められています。
さらにスタンフォード大学の研究者たちは、バソプレシンがどのようにして自閉症の子どもたちの症状を改善させているのかについても研究を進めています。
自閉症の子どもたちを助ける薬として研究者はバソプレシンに対し、慎重にそして楽観的な期待をしています。
ハーダン医学博士はこう言います。
「どのように作用しているのかを解明することはとても難しいです。
しかし最終的にはそれを解明し、薬にしたいと考えています。
現在進めている大規模な臨床試験の結果に浮かれずに、注意して進めていきます。」
(出典:米スタンフォード大学医学部)(画像:Pixabay
スタンフォード大学の研究であればとても期待できるものだと思います。
幸せホルモンとも呼ばれる、オキシトシンの自閉症の方への効果についての研究は10年ほど前から海外だけでなく国内でもこれまでに聞いています。
最近もこのように期待できる効果が、国立の研究機関から発表されています。
オキシトシン治療で表情が豊かに?―自閉スペクトラム症の改善効果とその経時変化―
バソプレシンは私は初めて耳にしました。
どちらも安全に薬として利用できるようになることを期待しております。
なお、これらは発達障害の自閉症を「治す」薬ではありません。発達障害、自閉症は病気のように治るものではありません。
現れる症状、程度を改善させる治療薬として期待されるものです。
科学的に効果が認められていない自閉症を「治す」ホメオパシー

(チャーリー)

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