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発達障害の自閉症と診断をされた50代以上の人の意識調査研究

time 2019/12/09

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発達障害の自閉症と診断をされた50代以上の人の意識調査研究

イギリスのアングリア・ラスキン大学の研究調査で、発達障害の自閉症と診断をされている50代以上の人の意識がわかりました。
“Health Psychology and Behavioral Medicine”に掲載されたこの研究調査によれば、人生の後半で自閉症と診断された多くの50歳以上の人たちは、自分が悪い人間であると思いながら過ごしてきました。
52歳から54歳までの9人に研究チームがインタビュー調査を行った結果です。
ある人は子どもの頃からずっと友だちがいなく、孤独だったことを語りました。
そして、大人になってもなぜまわりの人たちと自分とで扱いが違うのか理解できなかったといいます。
不安症やうつ病の治療を受けている人もいました。
また、自閉症と診断をされても、大人になってから得られる支援はないと訴える人もいました。
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今回の研究調査は、中年期になってから自閉症と診断をされた人たちについての最初の研究と考えられます。
アングリア・ラスキン大学の心理学の上級講師である、スティーブン・スタッグ博士は次のように述べています。
「まずわかったことの一つが、調査に参加した自閉症の人たちは、自分は悪い人間だと思いながら育ってきたということです。
そして自分自身のことを、エイリアンと呼んだり、非人間だと言ってもいました。
しかし一方で、中年期になっても自閉症の診断を受けることは良いことが示唆されました。
自分たちの生活に安心感を得られるようになった瞬間だと聞きました。
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自分に対して、なぜまわりの人たちが否定的な反応をしたのか理解できたからだといいます。
医療関係者は、自閉症についてもっと理解しなければなりません。
それは、うつ病や不安障害などの精神的健康状態と診断され、自閉症が見逃されてしまっていたからです。
そして、自閉症と診断をされた高齢者をサポートするためには、これまでより多くの適切なサポートを行う必要があるからです」
(出典:英アングリア・ラスキン大学)(画像:Pixabay
必要な支援を受ける、安心できる、それを求めるのであれば、何歳であっても診断されるべきだと思います。
そうでなければ、私だったらどっちでも別に良いので、診断されなくてもよいかなと思います。
自閉症スペクトラム障害と大人になってから診断される人が増加

(チャーリー)


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