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乗馬療法が発達障害の子の器用さ、協調などを改善する研究結果

time 2020/02/04

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乗馬療法が発達障害の子の器用さ、協調などを改善する研究結果

発達障害である自閉症の子どもと馬の間には良い絆が築けられると考えられています。
そのためにこうした絆を作れるための施設が増えています。
“Frontiers in Veterinary Science”で発表された新しい研究では、乗馬療法が発達障害のある子どもの器用さ、協調などを改善することを示しています。
アメリカの子どもの6人に一人が注意欠陥多動性障害(ADHD)や自閉症スペクトラム障害(ASD)などの発達障害です。
身体活動はこうした子どもたちにさまざまな方法で利益をもたらします。
今回の研究は乗馬と認知訓練を組み合わせたプログラムの短期および長期の効果を示す初めてのものです。
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「ADHDおよびASDの小児および青年の運動や習熟機能を改善する療育を行う医療の専門家たちに今回の研究結果は役立つはずです」
そう米テキサス女子大学のブランドン・リグビー博士は言います。
この研究には5歳から16歳までの発達障害をかかえる25人が参加しました。
毎週1回の初級の乗馬と2,3回の言語療法を受けました。
乗馬のときには、馬の体、乗馬用具、乗馬の基本について学びました。
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音、視覚、バランス、空間と方向の感覚にポイントをあてた訓練も行いました。
音楽療法や視線の追跡、手と目の協調作業なども行われました。
そして、子どもたちと親たちは毎日、自宅での運動も行いました。
こうしたプログラムを8週間行った結果、子どもたちは運動能力の向上を見せました。
しかし、もっと時間がかかる子どももいました。
1年間行った子どもたちでは、ずっと向上した機能が継続されていました。
また、社会的スキルやコミュニケーションスキル、行動、学校での成績も向上していました。
親や介護者からは、子どもたちが積極的になり、集中して落ち着けるようになったことも報告されています。
今回は研究は規模が小さいものでした。
そのため発達障害の人に対するメリットをよりよく理解するために、もっと大規模な研究の実施が望まれています。
(出典:米AGDALY)(画像:Pixabay
お馬さんは優しそうでいいですよね。
もう何年も経ってしまいましたが、うちの子とニンジンをあげて、浮かんだ笑顔が思い出されます。
発達障害の子たちが落ち着き自由になれる小さな動物がいる農場

(チャーリー)


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