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摂食障害の人の中には自閉症の人も少なくない。どちらが原因か

time 2020/06/06

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摂食障害の人の中には自閉症の人も少なくない。どちらが原因か

新しい研究によると社会的困難をかかえる子どもは14歳までに摂食障害を発症する可能性が高いことがわかりました。
研究チームは長期にわたって、自閉症と摂食障害の関係をデータから分析しました。
摂食障害をかかえる成人の少なくとも20パーセント、そして子どもの3パーセントは発達障害である自閉症もかかえています。
しかし、これまでに研究者がこの二つの状態の関連についてわかっていることは、摂食障害の治療を求める人たちの研究からのみであるため、より詳しいことを理解することは困難でした。
e4 摂食障害の人の中には自閉症の人も少なくない。どちらが原因か
イギリスのロンドン大学ユニバーシティカレッジの上級研究員である主任研究員のフランチェスカ・ソルミは、摂食障害が自閉症のように見える症状を引き起こす可能性があるといいます。
これまでの研究では、神経性食欲不振からの栄養不足が感情処理に問題を引き起こす可能性が示唆されています。
「先に自閉症があって摂食障害が起こるのか、それとも、摂食障害によってまるで自閉症のような症状を引き起こすのかが、これまでの研究からはわからないのです」
e3 摂食障害の人の中には自閉症の人も少なくない。どちらが原因か
自閉症が原因で摂食障害を引き起こしているのかを調べるために、ソルミらの研究チームは1991年と1992年にイギリスのブリストルに生まれた約14000人のについて追跡している「エイボン横断的親子研究」のデータを分析しました。
対象の子どもが7歳、11歳、14歳、16歳のときに自閉症に関連する社会的行動について親が質問した回答がこのデータには含まれています。
14歳のときに子どもたちの食生活に対する質問がされています。
たとえば、ダイエットのために絶食したり食事制限をしたり、ダイエット薬を飲んだりしたことがあるか、それはどの程度かなどの食習慣についての質問と空腹の頻度についての質問です。
今回の研究の対象となった5381人のうち、8パーセントの421人が、少なくとも毎月食事に不規則になっていました。
そして3パーセントの148人は、少なくとも毎週不規則になっていました。
そして、女の子の場合にはそうなることが3倍に上っていました。
e2 摂食障害の人の中には自閉症の人も少なくない。どちらが原因か
これまでの研究で、思春期前には摂食障害が起こることはほとんどないことがわかっています。
研究チームによれば、摂食障害のある子どもほど7歳、11歳、14歳で自閉症の特徴を多くもっており、これらの特徴が摂食障害を発症する確率を高めていることが示唆されています。
また、10代で自閉症の特徴が多くもっていればもっているほど、食事が乱れる頻度が高くなっています。
これらのパターンは男の子と女の子のどちらにも当てはまりました。
自閉症は女の子では過小診断される傾向があります。
一方で摂食障害は男の子で過小診断されています。
この研究は”Journal of Child Psychology and Psychiatry”に掲載されました。
この研究は、研究者が摂食障害につながる幼児期の行動をよりよく理解するのに役立つ可能性があると研究に関与しなかったデンマークのコペンハーゲン大学の臨床医学の准教授であるスザンネ・コッホは言います。
「摂食障害のある人を診るだけでは十分ではないのです。
私たちは摂食障害の発症について調べる必要があります」
摂食障害の出現は青年期の社会的ストレスに関連している可能性があり、そのストレスは自閉症の特徴を持つ人たちにとってとくに激しい可能性があります。
今回の研究を行ったソルミはこう言います。
「仲間との関係で問題が発生すると、不安や抑うつ感を覚える可能性があります。
摂食障害の場合、食事はそれに対処するための一つの方法になる可能性があり、それが摂食障害となっていると考えられます」
e5jpg 摂食障害の人の中には自閉症の人も少なくない。どちらが原因か
他の専門家は、社会的困難と摂食障害の両方の根底にあるメカニズムを理解するためにさらなる作業が必要であると言います。
ある条件が他の条件を引き起こすのではなく、共通の生物学的理由による可能性が高いと、米カリフォルニア大学サンディエゴ校の摂食障害プログラムの理事、ウォルター・ケイは言います。
「そうなってしまうメカニズムと神経生物学的にさらに理解することができなければ、より良い治療法を思いつくのは難しいでしょう」
いずれにせよ、この研究は自閉症の人たちや摂食障害の治療に携わる医師たちに貴重なメッセージをもたらす可能性があると、研究に関与しなかった米イリノイ州シカゴ大学の精神医学および行動神経科学のジェニファー・ワイルズ准教授は言います。
思春期が近づくにつれて自閉症の人たちの摂食障害に目を光らせ、摂食障害に苦しんでいる人々の社会的困難に注意を向ける必要があると。
「今回の研究は医師たちに、治療においてそそうした人たちとどう向き合うか、そして家族ともどのように対応するべきかを考えさせるものになるでしょう」
(出典:米SPECTRUM)(画像:Pixabay
うちの子は食べ物に偏りはありましたが、今ではいろいろ食べてくれるようになりました。摂食障害はありません。
これまでに特別支援学校で先生たちが給食時に本当にがんばってくださったおかげだと感謝しています。
この休校時期は少々食べすぎてしまい、体重が。。
異常な食べ物の好みをもつ自閉症の子は発達障害でない子の15倍

(チャーリー)

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