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聴力検査で自閉症の早期発見ができる可能性。ハーバード大研究

time 2020/12/22

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聴力検査で自閉症の早期発見ができる可能性。ハーバード大研究

米国では54人に一人の子どもが自閉症スペクトラム障害だと推定されています。
多くは生まれてから数年間で現れる、複雑な神経発達状態です。

しかし、さまざま理由から早期診断が難しいことがあります。
早期診断は、深刻な発達の状態を軽減する早期療育にはかかせません。

現在、米ハーバード大学医学部の研究者が主導し、米マイアミ大学の研究者と共同で実施した研究では、比較的簡単な聴力検査(すでに世界中の新生児に使用されている)によって、早期診断が行える可能性が示唆されました。

“Autism Research”誌に発表されたこの研究は、聴力検査の結果に異常が認められた新生児は、その後に自閉症スペクトラム障害と診断されるリスクが高いことを示しています。

「早期に自閉症を発見し、4歳ではなく2歳から療育を開始することができれば、自閉症の子どもたちのその後の発達を劇的に改善できます。

新生児の聴力検査に自閉症の早期発見を向上させる可能性があります。
私たちの研究がその研究の始まりとなることを期待しています」

そう研究の主著者であるオレン・ミロンは述べています。

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研究チームは、まだ実際の医療現場で利用できるレベルには達していなく、さらなる研究で確認する必要があることを強調しています。

米国では、難聴のリスクがある新生児を特定するために、すべての新生児が聴覚スクリーニングを受けています。

この検査では、赤ちゃんが一連の音を聞いたときに、新生児の内耳と脳がどれだけ音に反応するかを測定します。スコアに異常がある新生児は、難聴やその他の聴覚障害のリスクが高いと判断され、さらなる検査を受けることを勧められます。

今回の研究では、2009年から2015年の間に米フロリダ州で生まれた約14万人の赤ちゃんに行われた新生児聴力検査のデータを分析しました。

そして、聴力検査のデータをフロリダ州教育局の記録と照合し、自閉症スペクトラム障害との関係を調べました。
分析の結果、14万人のうち321人がその後自閉症と診断されていました。

分析ではさらに、自閉症スペクトラム症と診断されるようになった子どもたちには、新生児の聴覚検査で異常な聴覚を持っていたことが明らかになりました。

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今回の研究結果が今後の研究でも確認されれば、新生児や乳児を対象とした自閉症に特化した聴覚検査の開発に役立つ可能性があります。
この検査はそれ自体が自閉症の診断方法になるのではなく、さらなる検査や診断の必要性を判断するための事前診断ツールとなるだろうといいます。

この初期段階の研究で、心強い結果が得られているにものの、精度と特異性の向上が必要であると今回の研究を行ったミロンはいいます。

現在の聴覚障害の検出に最適化されている新生児聴力検査は、自閉症の検出に向けて改良する必要もあるでしょう。

今後の研究によって、より正確に聴覚脳幹反応を見ることができれば、自閉症のリスクの予測できる可能性があると研究チームは述べています。

(出典:米ハーバード大学医学部)(画像:Pixabay

新しい検査をするのではなく、すでに行われている検査から予備診断ができるのであれば、良いですね。

それも負担の少ない聴力検査であればなおさらでしょう。

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(チャーリー)

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