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発達障害の子を育てることは難しいが、大きなやりがいがある

time 2021/04/27

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

発達障害の子を育てることは難しいが、大きなやりがいがある

息子が3歳の頃、国旗を見せるとそれがどこの国のものか教えてくれました。
モザンビークのような名前はほとんど発音できませんでしたが、国旗の名前は言えました。

国旗をマスターすると、次は国に移り、すぐに世界のすべての国とその首都の名前を言えるようになりました。
5歳のときには、国の輪郭を見せれば、それがどの国なのかを教えてくれました。

息子は宇宙にも興味があり、太陽系については大人よりも詳しいです。

息子は発泡スチロールのボールで太陽系を作ったこともあります。
その中には惑星が7つしかありませんでした。
なので、私は8つあるはずだと言いました。

息子はこれは私たちの太陽系ではないと教えてくれました。
地球から約40光年離れたトラピスト星の太陽系でした。
そして、この惑星のうち3つに生命が存在する可能性があることを教えてくれました。

息子は、知識を吸収するだけでなく、それを探し出し、処理し、理解する素晴らしい脳を持っています。

息子は発達障害の自閉症スペクトラムです。

私は自閉症の専門家ではありませんが、自閉症には幅広いスペクトルがあり、息子よりも深刻な影響を受けている子どもたちがいることも知っています。

多くの自閉症の人にとってそうではありませんが、幸いなことに、息子は日常生活をおおむね送ることができます。
しかし、困難なことは少なくありません。

息子は光と音に非常に敏感です。
スーパーのような混雑した騒がしい場所ではうまく対処できません。
トイレのハンドドライヤーや、トラックが通る音ななども息子は恐れます。

学校では教室で集中することが難しく、一日中集中し続けることは、何百人もの他の子どもたちと関わるのと同じくらいに、息子を疲れさせます。

息子は集団の中で人付き合いをするのが苦手で、一人の子どもと一緒に遊ぶのを好みます。

息子はまだ7歳ですが、悲しいことに、他の子どもたちが関心を持たないような話題に夢中になっていることで、すでにからかわれています。

ボディランゲージのような微妙な社会的手掛かりを感じ取ることはできません。

今ではその兆候を認識できるようになりましたが、状況が過度になるとパニックを起こしてしまいます。
自閉症の子どもを持つ親なら、ほとんどの人がこれらを知っているはずです。
多くの人にはかんしゃくを起こしているように見えますが、実際には自閉症の人が脳内で起こっていることに対応できない状態です。
多くの場合、騒がしい場所や人混みなど、公共の場で起こります。
自閉症の人は、まるで発作を起こしているかのように暴力的になります。

私の息子はよく床に頭をぶつけていました。

何かに極端に反応していて、癒やしを必要としているのに、抱きしめようとしても激しく抵抗します。

他の人から見れば、それは悪い行動のように見えるでしょう。
自閉症の子をもつ親としては、そうした他人の反応は腹立たしく思ってしまいます。

私は、スーパーで息子がパニックを起こしたときに、しつけがなっていないと言われることには、もううんざりです。
そうではなく、大丈夫かどうか、助けがいるか聞いてくれませんか。

神経多様性のある子どもの行動を親の育て方が悪いせいにするのは、無知です。
しかし、よくあることです。

自閉症スペクトラムの子どもを育てるのは疲れるものです。
睡眠や食事など、ほとんどの子どもが簡単にできることでも苦労します。

自閉症の子どもは、起きてから寝るまでずっと動き回っていることが多いのです。
自閉症スペクトラムの子どもたちとその家族が利用できるサポートは非常に少なく、また利用できるサポートも断片的です。

私はいくつかの自閉症グループに所属していますが、自閉症スペクトラムの子どもを持つ親たちが口にするのは、サポートや資金の不足、自閉症とは何かについての理解不足、自閉症の子どもを持つ親は悪い親だと非難されることが多い、などの共通の問題です。

私の息子を育てることは簡単ではありません。
疲れることも多いです。

しかし、大きくやりがいのあることです。
私は息子のユニークさを愛しています。

息子は特別な才能を持った魅力的な子どもです。

しかし、私は息子がすでに自分に合わない世界に押し込まれているのではないかと心配しています。

(出典・画像:ニュージーランドNewshub

もちろん、自閉症の子の親として共感することも多いですが、

自閉症でなければ子育ては簡単かというと、まったくそれは違うと思います。

ご苦労は多いかと思いますが、息子さんはとても聡明な素晴らしいお子さんです。

やりがいとかそういう話では私はないと思っていますが、子どもがくれる喜びは何より大きいです。

自閉症の子と共有したい。幼ない頃の自閉症の私に伝えたいこと

(チャーリー)


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