
この記事が含む Q&A
- 警察官による自閉症の子どもたちへの訪問はどのような効果がありますか?
- 子どもたちに安心感を与え、社会とのつながりを促進します。
- コロナ禍のロックダウン下で警察が行う福祉活動にはどのようなものがありますか?
- 家族や子どもたちの気持ちを支えるために家庭訪問や声かけなどを行っています。
新型コロナウィルス感染拡大のために、オーストラリアのシドニーにある特別支援学校が閉鎖されています。
オーストラリアのニューサウスウェールズ州警察は特別支援学校に通う、自閉症の8歳の少年のところを訪問しました。
木曜日にジャイアント・ステップス・シドニーに通うジェイミーのところに警察官が立ち寄りました。
新型コロナウィルス、福祉対応の取り組みの一環として豪ニューサウスウェールズ州警察の警官が学校閉鎖の影響を受けている複数の家族を見守る活動を続けています。
州警察がFacebookに投稿した記事には、ジェイミーは警察官の訪問を受けて「感激」したことが書かれています。
ジェイミーは安全な場所から、2人の警察官に仕事のことや、ドーナツが好きかどうかなど、たくさんの質問をしました。
その様子を撮影した写真の中には、少し開いた窓から警官を見ているジェイミーの姿や、手を振っている警官の姿もあります。
この警察の取り組みは、Facebook上で大反響を呼び、1000人以上の人たちが警察の取り組みを賞賛しました。
「警察が子どもたち、特に自閉症スペクトラム障害(ASD)の子供たちをサポートしているのを見て、とても嬉しく思います。
混乱の中にもかかわらず、自閉症の子どもたちに素晴らしい思い出を提供しています」
そう書いている人もいます。
また、次のようなコメントもありました。
「特別支援を必要とする子どもたちにとって、このようなロックダウンが続く生活は十分に厳しいはずです。
警察の訪問を受けたジェイミーはさぞかし喜んだことでしょう」
「同じく自閉症の子どもを持つ母親として思います。
これは家族にとっては、本当に素晴らしい行為だと思います」
ニューサウスウェールズ州は、ロックダウンを9月末まで延長することを発表しました。
また、最も懸念されている地域の人たちは、午後9時から午前5時までの外出禁止令を遵守することが求められます。
(出典・画像:豪news.com.au)
外出制限など「ロックダウン」が続くなか、大好きな子どもが多い警察官がわざわざ家まで来てくれて、お話してくれたりすることは子どもや家族を元気にしてくれているはずです。
素晴らしい取り組みだと思います。
(チャーリー)