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発達障害などの人にとって面接の障害となるのは自由形式の質問

time 2021/08/30

この記事は約 4 分で読めます。

発達障害などの人にとって面接の障害となるのは自由形式の質問

神経多様性を持つ人は、労働力として大きな価値を持っています。
しかし、面接プロセスの構造的な問題により、多くの人たちが雇用市場から締め出されてしまいます。

ニュージランドにおける神経多様性を持つ人たちの面接を改善する方法について、現場の人々に話を聞きました。

「あなたが最も誇りに思っていることを教えてください」

しかし、神経多様性を持つ多くの人たちにとって、この曖昧な質問は、どんなに準備をしてきた応募者でも混乱させる可能性があります。
神経多様性とは、失読症、自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、難読症、算数障害、書字障害、トゥレット症候群などの神経学的な違いを含みます。

神経多様性は多くの組織が必要とする、豊かな創造性、過集中、既成概念にとらわれない思考をもたらしますが、面接がそうした成功の障害となる場合も少なくありません。

ニュージーランドの自閉症の支援団体の最高責任者であるデーン・ドーガンは、採用プロセス全体が神経多様性の人たちのために配慮されたものでないと語っています。

同団体の雇用促進担当者であるメーガン・マクニースは、神経多様性の人たちにとって面接での大きな障害となるのは自由形式の質問であるといいます。

発達障害などでない人は、質問の意図を理解し、何を答えればいいのか、どの程度の情報を与えればいいのかを簡単に理解することができます。

しかし、とくに自閉症の人にとっては、これは難しいことです。
もっと、質問を分解して具体的に説明する方が良いと言います。

「『あなたが最も誇りに思っていることを教えてください』

といった質問は、

『前職で最も成功したと思う仕事の成果は何ですか』

というように言い換えるのです」

部屋に入る人数を制限することも非常に有効です。
また、面接の部屋や休憩場所について事前に送るなど、確実性を高めることも有益です。

海外では、自閉症の候補者が考えをまとめる時間を確保するために、面接の前に質問をしている企業もあるといいます。

そして、自閉症の人が仕事に就く上での障壁の一つは、自閉症の人は他人との交流ができないと考えている人が多いという誤解だとマクニースは言います。

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ニュージーランドのADHD支援団体の会長であるダリン・ブルは、面接の際、応募者への最初のアドバイスとして、雇用する側に自分から神経多様性を知らせることを挙げています。

「神経多様性にまつわる偏見が存在するために、だまっている人も多くいます。
しかしそうしても、1年後には、会議に時間通りに出席できなかったりして、話し合いをすることになるのです。もし、神経多様性のために仕事を得られなかったとしたら、ニュージーランドではそれは違法なのですから」

しかし、多くの人は緊張して雇用主にそれを伝えられないために、今後も支援する必要があるといいます。

面接の際には、スイングチェアなどでもかまわないので、動けるようにすることが効果的だと指摘します。
歩きながら行った面接もあるそうです。

ADHDや自閉症の人は、面接での答えが白黒はっきりしています。
そのため、傲慢な人だと思われてしまう可能性もあるといいます。

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ニュージーランドの組織、ワークブリッジは障害者や健康状態の良くない労働者と雇用主をつないでいます。
昨年度の実績では2498人中、655人が神経多様性を持っていました。
最高責任者のジョナサン・モーゼンは、面接や職場で障害が話題になった場合、「積極的な情報開示」を奨励していると言います。

「雇用主に、自分が神経多様性を持っていることを説明し、どのように対応できるかを話し合いましょう。
なぜなら、多くの場合、仕事のやり方が少し変えるだけでいいからです」

神経多様性は非常に幅広い用語であるため、面接に関して具体的に説明するのは難しいとジョナサンは言います。
それを彼の組織が手伝っています。

「候補者が最高の能力を発揮できる環境を知ることができれば、
私たちは雇用主と直接協力して、
候補者ができることを、最大限に理解してもらうことができます。
候補者が自分の能力を発揮できるようなプロセスを積極的に作ってほしいと願っています」

(出典:ニュージーランドnzherald)(画像:Pixabay

面接が上手なのと、仕事ができるのは違います。無関係とは言いませんけれど。

企業の競争力を獲得するために、もっと、採用の仕方、面接の仕方が進歩することが求められています。

従来の面接を廃止。自閉症の人を受け入れ創造性を発揮する企業

(チャーリー)

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「魔術師なのか、ねっちさん」
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