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自閉症で知的障害の息子を「閉じ込めよう」とするのを母は止めた

time 2021/09/12

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自閉症で知的障害の息子を「閉じ込めよう」とするのを母は止めた

少年時代、バリー・バクスターは自立して生活することも、車を運転することもできないだろうと言われていました。

自閉症に加えて知的障害もかかえているバクスターは22歳になりました。
医師の予想を覆し今では、自分のアパートに住み、運転免許証を持ち、地元の市場で自分の木製作品を売ろうとしています。

「自分の家に住み、運転免許を持ち、地元の市場で自分の作った木工品を売ります。
高校生の頃から始めました。

高校生のときに木工をやっていたグループに参加したときに、何かを感じたんです。
木工芸は自分のためになるって」

母親のタミーは、息子のバリーを箱の中に閉じ込めておくのを止め、必要なスキルを育んできたことを誇りに思っています。

19年前に息子が診断されたとき、大変な思いをしたとタミーは言います。

「毎日、同じ道を通って学校に行き、毎日、同じものを食べ、バリーの習慣を変えないようにするなど、
よく言われる通りに言う通りにしていました。

しかし、私たち家族にとって、それはうまくいきませんでした。
とてもストレスが溜まりました。

息子のバリーと一緒に買物に行くこともできませんでした。
お店に行って出てくると、息子が泣いているか、私が泣いているかのどちらかだったからです。

すべてをシンプルに保つのはとても大変なことでした」

家族の生活を変えたのは、一人の年配の専門家の行動だったとタミーは言います。

「待合室で息子が泣き叫んでいたときに、私の隣に座っていた男性が、

『息子を閉じ込めておくことはない』

そう言ったのです。

自閉症や知的障害のある子どもをどうやって育てるかについて、教科書に書かれていることや、配られているものとは全く逆のことを言ったのです」

それから、母親のタミーはこのアドバイスにピンときて、息子を他の子どもと同じように扱い、しつけをするようになりました。

「私たちは、閉じ込める生活を望んでいたわけではありませんでした」

バリーが学校を高校を卒業するまで、困難がなかったわけではありませんが、ずっと挑戦してきたことが、医師の予想を裏切る結果につながったと考えています。

「今、22歳になった息子が自立して車を運転し、一人で生活し、機械を使って自分で木工作品を作っている姿を見ると、もう望むことはありません」

タミーの目に浮かんだ涙が、息子バリーの成長を物語っています。

「若い頃は、泣かなかった日は一日もありませんでした。

私たちは、より多くのものを求めます。
しかし、時にはシンプルな生活をしてもいいのではないでしょうか」

タミーの将来の願いは、息子のバリーが大工や家具作りなどの見習いになることです。

「知的障害のある子どもたち、自閉症の子どもたちは、完璧主義者としての繊細さを持っていたりします。
私やあなたが成功したいと思う以上に、彼らは成功したいと思っています。
ですから、このように塗って、このような長さに切って、と言えば、きちんとそれをしてくれます」

すべては変えられる。

そう、タミーは特別支援を必要とする子をかかえる家族へのアドバイスします。

(出典・画像:豪abc

可能な限り、伸び伸びさせたいと私も思います。

最近、引っ越しました。一ヶ月ほど経ちます。

すごく静かなため、全くまわりに音が伝わらないような建物なのだろうと思い込んでいました。

うちの子はしばらく歩き回るときがあるのですが、

裸足でどかどか歩き回るのも、よかろう、よかろう、とそのままにしていました。

すると、一週間ほど前に匿名で近隣の方から、騒音の苦情を丁寧な手紙で頂きました。

まったく私の不注意でした。

しばらくの間、不快と不安をもたらしてしまっていたことを申し訳なく、反省しました。

それからは、厚底の室内靴をはかせ、歩き回っても、静かでうるさくない対応をしています。

幸い、うちの子も全くそれを嫌がりません。

伸び伸びさせる。それを守るために考え、注意することも必要です。

知的障害、発達障害の人たちが子どもたちに木の工作を教える

(チャーリー)

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