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自閉症の子のコミュニケーションと脳の機能的結合を音楽が改善

time 2021/12/15

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自閉症の子のコミュニケーションと脳の機能的結合を音楽が改善

私は、心理学者として、また言語学者として、音楽や言語がどのように私たちの脳を形成するか、また、脳がどのようにして音楽や音声の音に異なる形で適応するかという考えに魅了されています。

私はこのテーマについて、音楽や言語の能力が異なる人が、異なる領域でどのように音を生成し、認識するかを研究しています。
私が研究しているそのなかに、自閉症の人たちがいます。

自閉症の人の中には、絶対音感(基準音がなくても音を分類できる能力)など、優れた音楽スキルを持つ人がいることが多くの証拠から示唆されています。

例えば、デレク・パラヴィチーニは、耳で聴くことで音楽を演奏することができ、言葉を使うよりも音楽でコミュニケーションをとることができる自閉症の音楽的サヴァンです。

最近のシステマティックレビューとメタアナリシスで明らかになったように、自閉症の人は、人の顔からよりも音楽から幸せなどの感情を認識することができます。

このように、音楽は自閉症の人たちの一部にとっては、能力を高められる領域であると考えられます。

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言語障害のある自閉症の子どもについて、音声と歌に対する脳の反応を比較すると、言語の生成を司る脳領域(ブローカ野)が、音声刺激時にはあまり活性化されず、歌の刺激時にはより活性化されることがわかりました。

また、ブローカ野とウェルニッケ野(言語理解に重要な領域)との間の機能的連結性も、これらの子どもたちでは、歌の刺激時は音声刺激時に比べて増加しています。

これらの知見は、自閉症の人の脳が音声よりも歌によく反応することを示唆しています。

EUが資金提供しているMAPプロジェクトでは、2歳から5歳の言葉をまったく話せない、あるいはほとんど話せない自閉症の子どもを対象に、一般的な家庭環境で歌による言語教育を行うことで、話し言葉によるコミュニケーションが増加するかどうかを無作為化比較試験で検証しました。

実際、学齢期の自閉症の子の社会的コミュニケーション能力に対する音楽の有益な効果を調べた研究では、8〜12週間の音楽療育期間中に、子どもの活動が音楽によって促進され、社会的コミュニケーションが改善され、脳の機能的結合も改善されました。

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言語は通常、社会的相互作用を通じて習得されるものです。
自閉症の子どもが音楽的な音を好むことや、音楽が持つ社会的結合力を考慮すれば、
音楽を用いた言語療育は自閉症の子どもの言語習得に役立つと考えられます。

英レディング大学 心理学・臨床言語科学部准教授 ファン・リウ博士

(出典:米Psychology Today)(画像:Pixabay

うちの子も小さな頃から歌や音楽が大好きです。

大きくなった今でも、小さかったころのまんまに体を横に大きく動かしてうれしくなる笑顔を見せてくれます。

みんなで一緒に歌えば発達障害の子へのいじめが減るという研究

(チャーリー)

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