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自閉症の子がそのままでいいと思える、感覚に配慮した博物館

time 2021/12/18

この記事は約 3 分で読めます。

自閉症の子がそのままでいいと思える、感覚に配慮した博物館

朝早くの静かなオーストラリア博物館の中で、子どもたちは展示物に触れ、興奮した声でおしゃべりをしています。

この通常とは異なる光景に、エマ・ギャラガーは胸をおどらせました。
オーストラリアでは、映画館、スポーツスタジアム、スーパーマーケットなど、自閉症の人たちを歓迎し受け入れるようになった公共スペースが増えつつあります。
ギャラガーはシドニーにある博物館の感覚に優しい環境の設計にたずさわりました。

「送ったビジュアルストーリーのパンフレットを見てやってきた子どもたちをドアのところで迎えました。

『ママ、ママ、僕たちはここに来たよ、僕たちはここにいていいんだ』って感じで、すごく興奮していました。

子どもたちは、静かにしなさいとかやめなさいとか、何度も何度も言われることがない、周りのみんなが分かってくれることを知っていました」

オーストラリアでは約70人に1人が自閉症スペクトラムをかかえているといわれています。
そのうちの96パーセントの人が感覚処理の問題を経験しています。
におい、味、手触り、音、光などに対する過敏な感覚などです。

ギャラガーは、オーストラリア博物館の感覚にやさしいプログラム「アーリーバード」のコンサルティングを担当しました。
アーリーバードは2022年に再開される予定です。
毎日、一般公開前の2時間、感覚に問題のある人が博物館を利用できるようになります。

音響や照明は彼らのニーズに合わせて調整され、訓練を受けたサポートスタッフが常駐し、来館者が触ったり感じたりできるような質感のある展示も用意される予定です。

オーストラリア博物館のアクセスコーディネーターのゼーラ・アーメッドは、このプログラムは障害を取り除き、来館者の長所を伸ばすことを目的としていると言います。

「フロアでは、多くの科学者たちに特定の研究分野や仕事について話してもらっています。
その科学者たちはよく、感覚に刺激を与えるものを手に持っています。
自閉症のスペクトラムの人の中には、博物館の多くにある感覚的な側面を本当に楽しむことができる人もいるでしょうし、科学的な分野に特別な興味を持っている人もいるかもしれませんね」

h1 自閉症の子がそのままでいいと思える、感覚に配慮した博物館

博物館や美術館の中には、ビジュアルを使ったガイドを提供したり、異なるエリアの感覚の強さを示すマップを提供したり、入場してから遭遇するものを事前にわかるようにしています。

博物館の広報担当は、自閉症にやさしい空間を作るための最初のステップは、人間はさまざまな方法で世界を体験していることを理解することだと述べています。

「すべての人に有効な方法はありませんが、包括的な方法のセットによって、その環境にアクセスできるようになる人がいます」

感覚にやさしい遊び場も、近年オーストラリア全土に広がっています。
遊具などの表面は触感に配慮したものになっており、遊び場を小さなスペースに分割して、子どもたちが無理なく遊べるように工夫されていたりします。

静かな時間を儲けているスーパーもあります。
店内の音楽や放送を止め、電話やレジの音量を下げ、カートの回収を一時停止します。

光と音を調整した上映を行い、人々が映画館を動き回り、音を立てても良い映画感もあります。

ギャラガーは、そうした企業や組織の小さな一歩が大きな影響を与えるものになると言います。

「感覚に優しい、あるいは自閉症に優しいイベントがあるということは、自分がそこに行っても、自分自身でいられるということです。

自分を偽ったり隠そうとしたりすることに頭を使う必要がないということです。
自分のままでいられることも感じられるのです」

(出典・画像:豪The Sydney Morning Herald

まわりに気兼ねすることなく、我慢したり、装ったりせずに楽しめる。

そんな機会、場所がますます世界中で広がるといいなと思います。

自然公園の中に設けられた自閉症の人や家族のためのトレイル

(チャーリー)

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