発達障害のニュースと障害者のハンドメイド

自閉症の子たちが図書館でのゲームで社会的な関係を作っていく

time 2022/02/03

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

自閉症の子たちが図書館でのゲームで社会的な関係を作っていく

イアン・アイザック牧師は、ロールプレイングゲーム「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の愛好家にとっては、2つのグループの「ダンジョンマスター」の顔をもっています。

1つはウェイバーン公共図書館で隔週でプレイするグループ、もう1つは自閉症スペクトラムの10代が中心となったグループです。
この地域の社会プログラムとしてそれらは始まりました。

息子のマーカスはと3年ほど前から親子で図書館のゲームに参加するようになりました。
新型コロナウィルスのためにしばらく行われていませんでしたが、やっと再開しました。

このグループは小規模で始まりましたが、イアンのもとに、自閉症の子どもたちの親から参加希望のメールが届き始め、短期間のうちにグループの人数は大きく増えました。

「ダンジョンズ&ドラゴンズは、主に物語を楽しむゲームで、ファンタジーの世界を舞台にした卓上ロールプレイングゲームです。
サイコロ、キャラクターのステータスがすべて記載されたキャラクターシート、マニュアルが付属しています。
図書館でのプレイでは、何百回もプレイしたことのある人から13歳の子までいます。
これは、社会的な物語を共有するゲームなんです」

そう、イアンは説明します。


息子のマーカスは、自閉症の少年たちがルールを理解するのを手伝ったり、自分のキャラクターをシートに記入するのを手伝ったりして、一緒にゲームを運営しています。

「時には、ゲームのルールや仕組みを理解するために、少し手助けが必要なこともあります」

イアンは、一緒に遊ぶうちに、子どもたちの理解力や自信が深まるのを実感してきました。

ある男の子は最初15分しか遊べず、刺激が強すぎて帰らざるを得ませんでした。
やがて1時間遊べるようになり、今では2時間ずっと遊べるようになりました。

「みんなお互いがわかっています。
そして、遊び始めると、倒したゴブリンや助けたお姫様の話をしてくれます。
自閉症に特化した社会的イベントは他にあまりありません」

イアンは、少年たちと一緒にプレイすることで、彼らが社会的な関係を作り、ゲームの中で協力しあう姿を見ることは、非常にやりがいをもたらしてくれると言います。

「彼らは、ゲームの中で自分が下した決断の結果や反応、そして道徳の問題を目の当たりにしています。
良いことをするのか、悪いことをするのか、その決断の結果はどうなるのか。
4回前にした良いことが、突然、報われるのですから、勉強になります。

間違いなく、子どもたちの成長に役立っています。
社会とつながることは、子どもたちにとって難しいことかもしれません。
しかし、このゲームでは、ゲームの中で何かを決定しても、それは深刻な問題にはなりません。
子どもたちの大きな成長を見ることができ、本当にやりがいを感じています」

(出典・画像:カナダSASK TODAY

ファンタジーの世界に一緒になって楽しむことで、多くのことが学べる。

こうした機会はますます増えていっているのだろうと思います。

ネットでもいいですしね。

自閉症の子どもたちの絵がゲームカードに。その売上で支援も

(チャーリー)


たーとるうぃずを「いいね!」をする。フォローする。

その他の最新の記事はこちらから

最近の人気記事

福祉作業所で障害のある方々がひとつひとつ、心をこめて作り上げた良質なハンドメイド・手作りの品物をご紹介します。発達障害の関連ニュースや発達障害の子どもの4コマ漫画も。
気に入ったものはそのままamazonで簡単にご購入頂けます。

商品を作られた障害のある方がたーとるうぃずやAmazonに商品が掲載されたことで喜ばれている、売れたことを聞いて涙を流されていたと施設の方からご連絡を頂きました。

ご購入された方からは本当に気に入っているとご連絡を頂きました。ニュースや4コマ漫画を見て元気が出たとご連絡を頂きました。たーとるうぃずがますます多くの方に喜ばれるしくみになることを願っています。


NPO法人Next-Creation様からコメント

「たーとるうぃず様で販売して頂いてからは全国各地より注文が入るようになりました。障がい者手帳カバーは販売累計1000個を超える人気商品となりました。製品が売れることでご利用者の工賃 UP にもつながっています。ご利用者のみんなもとても喜んでおります」

テキストのコピーはできません。