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eスポーツは自閉症の人がリラックスし社会的スキルを学ぶ機会

time 2022/04/23

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

eスポーツは自閉症の人がリラックスし社会的スキルを学ぶ機会

英国eスポーツ協会(BEA)は、自閉症とゲームの有益な関連性を説明し、自閉症の人たちを支援するためにeスポーツの利用を勧めています。

自閉症の人たちは、eスポーツがアスリートにもたらす没入感を通じて、コミュニケーション、リーダーシップ、問題解決などの貴重なスキルを学ぶことができる、そしてeスポーツは、逃避し、リラックスできる、社会的スキルを生み出すための空間になると述べています。

英国eスポーツチャンピオンチームのSt Vincent Sharksに所属するAtomicDino999選手は、ゲームがどのように役立っているかをこう伝えています。

「eスポーツは、小学6年生からの新しい出会いに役立っています。
eスポーツやゲームは多くの人が楽しんでいるので、自分と同じ興味を持つ人を見つけるのが難しくないんです」

自閉症は、人々のコミュニケーションや世界の体験の仕方に影響を与える、いくつかの症状のスペクトラムです。
自立して生活、学習、仕事ができる人もいれば、健康状態に問題があり、専門家のサポートを必要とする人もいます。

最近の調査では、ゲーム業界の人々の18パーセントが少なくとも1つの神経発達状態を持っていると報告され、ゲーム業界における自閉症者の雇用は、他の雇用部門の約4倍であることが示唆されました。

英国にあるAutism Academyの教師、マーク・ピーターズは、自閉症の人々の学習を支援するメカニズムとして、ゲームを使用することを提唱しています。
「Minecraft」のようなゲームは、生徒の意思決定や問題解決能力をサポートしています。

マークは、定期的に生徒をeスポーツの施設に連れて行きます。
そこで、生徒が自分自身を成長させ、学校など人生の他の場所で応用できるスキルを育てています。

「eスポーツの施設に行くと、生徒たちはチームとして行動することを要求され、私はこれが、教室でも続くのを見てきました。
また、私は、彼らが教科書から情報を抽出する能力が向上していると信じていますし、望む結果を達成するために何が求められているかを特定することができるようになることは、教室での作業にも役立つものです。

ゲームは、生徒の学習に良いことができることを、多くの人は理解する必要があると信じています。
彼らの生涯学習、感情的、社会的に役立つものです。

さらに、eスポーツには、大きなキャリアパスもあります。
その結果、仕事を楽しみながら報酬を得ることができるEdtechやコンピュータサイエンスにつながることができるのです。

適切な環境で行われれば、ゲームは生徒のコミュニケーション能力を大幅に向上させ、興味を共有するコミュニティーの感覚を構築することができます。
eスポーツには、それがふんだんに盛り込まれているのです」

自閉症研究慈善団体Autisticaの企業パートナーシップ担当者であるアリス・クーパーは、発達障害の人々をより多く雇用することが、eスポーツがより包括的になるための次のステップの1つであると考えています。

「ニューロダイバージェントの人々をより多く雇用することで、ゲームスタジオは、革新的な問題解決や群集心理に抵抗する能力といったスキルの恩恵を受けることもできます。
より多くのニューロダイバージェントプレイヤーがeスポーツに参加し、参加することを奨励することで、業界は包括性を唱え続け、自閉症やニューロダイバージェントプレイヤーとつながり、より楽しむための空間を作り出すことができます」

(出典:英inside the games)(画像:Pixabay

ゲーム、とくに今ではネットを通じて他の人たちと一緒に遊べるゲームは本当に良いものだと思います。

「マインクラフト」など、もう誰でも知っていると思います。

リアルな世界に比べれば、安全な環境で、協同したりして、クリエイティブなことができるわけですから、最高に楽しくて学べる空間です。

ゲームは自閉症の人たちが自発的創造的に取り組む療育方法になる

(チャーリー)


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