発達障害のニュースと障害者のハンドメイド

発達障害の人たちがイベント参加しやすいように。「避難所」バス

time 2022/08/15

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

発達障害の人たちがイベント参加しやすいように。「避難所」バス

Autism Community Storeが、発達障害の人たちが大規模イベントに参加するのに役立つ新しいバスを開発しました。
このバス、センサリーバスは発達障害の人たちの避難所となります。

このバスを設計したAutism Community Storeのシャノン・サリバンはこう言います。

「自分と自分の感覚を落ち着かせるような色を選びました。
そして、自然が人を落ち着かせるということについての研究があります」

バスのいたるところに自然の要素があります。
後ろの壁には水の映像が映し出され、人工のコケや植物、岩があちこちにあります。

「私たちがバスで試みたのは、遮音性や静寂性など、感覚的に難しいものをすべて取り除くことです。
そして、人々の注意をそらし、バスの中での体験に没頭できるような、本当に魅力的な要素を加えることです」

バブルチューブは、没入型の気晴らしの一例です。
泡を眺めていると、何も聞かなくても、感覚的に入り込んでくるのです。
また、ビーズやストリングライト、さらにはアロマテラピーのディフューザーもあります。

「日本産のヒノキをはじめ、いくつかの優れた研究結果がある特定のオイルを拡散しています」

このような移動可能なスペースは、自閉症スペクトラムやその他の発達障害の人たちにとって大きな助けとなります。

「センサリーバスは、自閉症やその他の発達障害をかかえる人たちが、地域社会全体でより歓迎されるようにするための活動の一部です」

息子のキングストンが自閉症スペクトラム障害をもつブライアン・クラークはこう言います。

「彼らは子どもたちが持つさまざまなニーズに合わせてあのバスを作ってくれました」

クラークは、Autism Community Storeとそこに集まるコミュニティを頼りにしており、センサリーバスのようなバスは、自分の息子を助けるためのツールとなります。

センサリーバスを体験したドブラーはこう言います。

「私の娘はダウン症と自閉症をかかえています。
ときどき暴れるのですが、どうしたら彼女のためになるのかわかりません」

(出典・画像:米CBS COLORAD

どこかに出かけるためのものでなく、イベントが行われる場所での避難所になるものなんですね。

少なくない方と家族にすごく役に立ちそうです。

発達障害の子にバスを安全に待っていられるようにと贈られたバス

(チャーリー)


たーとるうぃずを「いいね!」をする。フォローする。

その他の最新の記事はこちらから

最近の人気記事

福祉作業所で障害のある方々がひとつひとつ、心をこめて作り上げた良質なハンドメイド・手作りの品物をご紹介します。発達障害の関連ニュースや発達障害の子どもの4コマ漫画も。
気に入ったものはそのままamazonで簡単にご購入頂けます。

商品を作られた障害のある方がたーとるうぃずやAmazonに商品が掲載されたことで喜ばれている、売れたことを聞いて涙を流されていたと施設の方からご連絡を頂きました。

ご購入された方からは本当に気に入っているとご連絡を頂きました。ニュースや4コマ漫画を見て元気が出たとご連絡を頂きました。たーとるうぃずがますます多くの方に喜ばれるしくみになることを願っています。


NPO法人Next-Creation様からコメント

「たーとるうぃず様で販売して頂いてからは全国各地より注文が入るようになりました。障がい者手帳カバーは販売累計1000個を超える人気商品となりました。製品が売れることでご利用者の工賃 UP にもつながっています。ご利用者のみんなもとても喜んでおります」

テキストのコピーはできません。