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自閉症の女性は精神疾患になりやすく入院するリスクも高い。研究

time 2022/10/30

この記事は約 3 分で読めます。

自閉症の女性は精神疾患になりやすく入院するリスクも高い。研究

自閉症の人は、自閉症でない人と比べて精神疾患の影響を受けやすく、その結果として入院するリスクも高くなります。
とくに自閉症の女性が傷つきやすくなっています。

スウェーデンのカロリンスカ研究所の研究者がJAMA Psychiatry誌に今回発表した研究によって、それが示されました。

自閉症の人は精神疾患にかかるリスクが高くなっています。
そして、自閉症の女性は自閉症の男性よりも脆弱であることが示されています。
これまで、性差があることを立証した研究はほとんどありませんでした。

今回、カロリンスカ研究所の研究チームは、2001年から2013年にかけて16歳から24歳まで追跡調査されたスウェーデンの130万人以上の人たちを対象に調査を行いました。
このうちの2万人強が自閉症と診断されています。

s2-6 自閉症の女性は精神疾患になりやすく入院するリスクも高い。研究

研究チームは、25歳までに、100人中77人の自閉症の女性が少なくとも1つの精神医学的診断を受けていたことを発見しました。
それは自閉症の男性では、100人中62人でした。

うつ病、不安障害、自傷行為、睡眠障害など、11種類の精神疾患のリスクが高まっていることがわかりました。

ミリアム・マルティーニ、カロリンスカ研究所医療疫学・生物統計学部門精神疫学博士課程学生、本研究の筆頭著者がとくに心配に思うことは、100人中32人の自閉症の女性が精神疾患の結果として入院したことがあるのに対し、自閉症の男性では100人中19人と少なくなっていました。
なお、自閉者でない人の場合ではこれは100人中5人以下です。

この研究は、精神衛生上の問題が増加する重要な時期にある若年成人に焦点を当てており、成人への移行はしばしばケアへのアクセスが悪くなることを意味していると、ミリアムは述べています。

「若年成人に対しての医療を拡大する必要があります。
とくに自閉症女性に対しては、精神疾患を早期に発見し、症状の悪化による入院を回避できるようにする必要があります」

自閉症の女性が自閉症の男性よりも精神疾患の影響を受けやすい理由は明らかではありません。
しかし、この研究の中でいくつかの要因の可能性を指摘しています。
これまでの研究で、自閉症の女性ほど、自分の自閉症をカモフラージュするために代償行動をとることが明らかになっています。
これは、一般に女性が周囲の期待に順応する傾向があるためと思われます。
これが原因となり、診断や支援の提供が遅れ、精神衛生に悪影響を及ぼす可能性があります。

s3-5 自閉症の女性は精神疾患になりやすく入院するリスクも高い。研究

また、現在の自閉症の診断基準では、女性の自閉症を発見することが困難であるという説明もあります。

「女性の自閉症は、男性とは異なる症状が現れます。
そのため、現在の診断基準では女性が発見されないということかもしれません。
これはもっと研究しなければならないことです」

(出典:英NEWS MEDICAL LIFE SCIENCE)(画像:Pixabay

必要な方への支援が見落とされないよう、さらなる研究と理解がなされることを願っています。

成人後に自閉症と診断された人は精神疾患の併発可能性2.7倍

(チャーリー)

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