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乗れなかった自閉症の子と家族がきっかけ。飛行機に乗る練習機会

time 2022/11/14

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

乗れなかった自閉症の子と家族がきっかけ。飛行機に乗る練習機会

自閉症スペクトラムの子どもたちにとって、飛行機での移動は困難な体験です。
しかし、米ローガン空港のユニークなプログラムが、それを容易にしようとしています。

その名も「ウィングス・フォー・オートイズム」。

このプログラムは、地元のある家族がきっかけで始まりました。
10年前、スージー・リトルジョンは、当時5歳だった息子のヘンリーが、空港を通過して飛行機に乗ることを嫌がったと言います。
ディズニーランドに行く予定だったのですが、実現できませんでした。

「私たちが空港を移動している間、ヘンリーはますますストレスを感じるようになり、すべての音、起こっていること、喧騒に圧倒されていました」

ヘンリーは自閉症スペクトラムをかかえています。
飛行機で移動することができませんでした。

それから7ヶ月後にウィングス・フォー・オーティズムが誕生しました。

「このプログラムは、飛行機に乗る練習の機会となるものです」

マスポート航空カスタマーサービスのミア・ヒーリー=ウォルドロン副所長はそう言います。

ローガン空港は、発達障害の子と家族を歓迎しています。
チケットを取得し、セキュリティを通過し、ゲートに取得し、さらには本物の飛行機に座るまでの練習ができます。
息子のヘンリーを飛行機に乗せることができなかったスージーはこう言います。

「前もって何があるかわかっていれば、旅行に行くときのストレスが軽減されます」

ウィングス・フォー・オーティズムの人気は高まっています。
今回のイベントでは、670人ほどの申込みがありました。
新型コロナウィルス感染拡大のために2年間行うことができませんでした。

空港はより多くのタッチレス技術、より多くのオープンスペースと創造的な座席を追加しました。
現在、同様のイベントを開催している空港は全米で70ヶ所あります。

「春と秋の年2回の定期開催に戻すことができ、本当にうれしく思っています」

そう、ウォルドロン副所長は言います。

飛行機に乗れなかったヘンリーは2014年に初めてウィングス・フォー・オーティズムで初めて飛行機に乗りました。
そしてディズニーランドに行けなかったあのときから約10年、ヘンリーは今では普通に飛行機で旅行できるようになっています。

「ウィングス・フォー・オーティズムで練習できたことは大成功でした。
それ以来、息子は旅人です。
本当に多くの家族にも良い知らせとなったので、はとても幸せです」

(出典・画像:米NBC BOSTON

本当にすばらしい取り組みですね。

日本でも開催規模や頻度はこれほどではありませんが、各航空会社が同様な取り組みを行っているはずです。

自閉症の人たちが快適に鑑賞できるように。美術館の取り組み

(チャーリー)


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