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発達障害、自閉症の生徒の将来を照らす「ドローン操縦」授業

time 2023/06/24

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

発達障害、自閉症の生徒の将来を照らす「ドローン操縦」授業
  • 1. 自閉症スペクトラムの生徒にSTEMの仕事に興味を持たせるにはどうすればよいですか?
  • 2. 自閉症スペクトラムのある人がハイテク企業で快適に働くためにはどうしたらいいですか?
  • 3. 自閉症スペクトラムの生徒が職場で自分らしく勉強や仕事をするために必要なスキルとは何ですか?

自閉症スペクトラムの生徒たちにSTEMの仕事に興味をもってもらうにはどうすればいいでしょう?
また、ハイテク企業で快適に過ごせるようにするにはどうすればいいでしょう?

研究者グループが発見したひとつのアプローチは、彼らに「ドローンの操縦」を教えることでした。
具体的には、発達障害のある人たちを受け入れる、より自由な職場をシミュレートした学校の教室で、このスキルを学ぶ機会を与えることです。

ドローンは、小売店での買い物から自然災害への政府の対応方法まで、あらゆるものを変革すると期待されています。
そして、ドローンの操縦方法を学ぶことは、あらゆる仕事に役立つスキルになります。
それに加えて、子どもたちにとってとても楽しく、知的なやりがいも持てるものです。

米ノースカロライナ州立大学の研究者グループが、自閉症の生徒にSTEM学習やキャリアに興味を持たせる方法を検討する研究の重要な部分にドローンを選んだのはそのためでした。

研究者たちは現在、自閉症スペクトラムの高校生34人を対象に研究を行っています。
3年間の縦断的研究から得られた予備的知見は、米フィラデルフィアで開催される国際教育技術学会の年次会議で発表される予定です。

米国疾病予防管理センターの2018年の報告によれば、8歳児の約60人に1人が自閉症と診断されています。
非営利団体Autism Speaksによると、自閉症スペクトラムの高学年の生徒は、社会的コミュニケーションが困難で、変わらない日常を好み、感情表現が苦手で、特定のトピックに狭い関心しか持たないことがあります。

過去2年間、約17人の高校生からなる2つのグループが、それぞれ土曜日に6時間ずつ集まり、少人数のグループ指導とドローンシミュレーターを使った体験学習を組み合わせて、ドローンの仕組みを学びました。
また、毎週1時間のオンライン学習や1週間のサマーセッションにも参加しています。
プログラム受講生はそれらを修了すると、小型ドローンを操縦する機会を得ます。

この研究に携わっているノースカロライナ州立大学のジェイミー・ピアソン助教授(特殊教育学)はこう言います。

「生徒たちは、技術の裏表をマスターしています。
それと同時に、模擬的なSTEM作業環境において、自分を律する方法も学んでいます」

そこがポイントです。
生徒が必要にあわせて、自分を抑えるために自分にとって何が効果的かを学ぶことにもなります。
たとえば、ある女の子は教室の床に座るのが一番落ち着きます。

「彼女は冷たくて硬い床の感触が好きなのです。
それは彼女にとって気持ちのいい感覚入力なのです。

なので、椅子の下や机の下に座っているのをよく見かけますが、問題ありません。
彼女は完全に授業に参加しています。

彼女は手を上げて話します。質問に答えます。前の週に話したことの復習ができています。
例を挙げたり、実際に実演したりすることもできます」

多くの学校では、あるいは卒業後の職場では、このような行動は「問題」とみなされるだろうとピアソン助教授は言います。
しかし、このドローンの教室では、学習の成果を発揮している限り、他の人の気を散らさない限り、どこに座っていても問題ありません。

新しいアクティビティに移る時間を知らせるアラームをセットしてみたり、ちょっとした休憩が必要なときに教室から出てみたりした生徒もいます。
また、感覚を刺激するおもちゃをぎゅっと握るなど、冷静さを保つのに役立つ方法が役に立っている生徒もいます。

「私たちは、卒業後にも職場で実際に使えるような、自分の方法を教えようとしているのです」

シリコンバレーのハイテク企業の多くは、より自由奔放な職場を作り、それを奨励しています。
ビーンバッグチェア、卓球台、その他のアメニティーを備え、働く人が創造性と生産性を高める快適な空間を見つけられるようにしています。

全米科学財団から資金提供を受けたこの研究は、自閉症スペクトラムの多くの生徒に役立つものだと言います。

「さまざまな支援が必要な生徒にも適応できるよう、柔軟性のあるプログラムを開発したかったのです」

自閉症スペクトラムであると認識されにくく、現在はSTEM分野の職業に就く可能性が低い女子生徒も、この研究に参加しています。

(出典・画像:米Education Week

これは確かに楽しそうで、卒業後も明るくなりそうです。

日本でも最近、ドローン操縦の国家資格、免許制度が始まりました。

習得すれば、活躍できる場面は多いと思います。

日本でも、こうした取り組みがされるといいですね。

パイロットになりたかった自閉症の女性がドローンで活躍、起業

(チャーリー)


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