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自閉症や知的障害の人たちの投票を助けるために「模擬選挙」

time 2024/03/08

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

自閉症や知的障害の人たちの投票を助けるために「模擬選挙」

米アリゾナ州マリコパ郡の選挙担当者は、「ボートザスペクトラム 」プログラムの一環として、自閉症や知的障害を持つ人々に投票方法を教えました。

この模擬選挙には、投票機やブースなど複数の機材も利用されました。
担当者は、登録から投票用紙の提出まで、投票プロセスを訪問者に説明しました。

この模擬選挙のために、複数の団体が協力しました。
選挙会場となった施設は、障害を持つ住民を支援するためにファーストプレイスAZによって運営されています。

ファーストプレイスAZの創設者であるデニーズ・レズニックは、障害を持つ人たちにとって「投票」は大きな負担になることがよくあると述べました。
社会的圧力、長い列、狭い投票ブース、刺激的な音、それらが困難をもたらします。

「私たちの民主主義を考えれば、それは全員のためにあるもので、それには障害を持つ人々も含まれます。
そのために、州務長官のオフィス、マリコパ郡選挙部、記録官のオフィスと協力し、選挙の前や最中に利用可能な支援策を人々が知るようにしています」

ファーストプレイスAZは、神経多様性を持つ人々を投票に奨励するための取り組み「ボートザスペクトラム」を2023年10月に立ち上げました。
支援のためにアリゾナ州州務長官のオフィスに連絡して依頼、二者は密接なパートナーになりました。

実際、模擬選挙のアイデアは州務長官室のコミュニティ・アウトリーチのディレクターであるセリーナ・オリバスからのものでした。

「私の家族には自閉症があります。
多くの人は、投票できることを知りません。
彼らが必要とするものを知らせることが非常に重要です」

模擬選挙は重要です。
安全で馴染みのある場所で投票の手続きを経験することで、自閉症やその他の障害を持つ投票者は、2024年の大統領選挙で投票する際により自信を持つことができると、オリバスは言います。

「私は、すべての郡の投票所の職員に対し、神経多様性を持つ人々には異なるアプローチが必要だと伝えて奨励したいと思っています。
具体的に、どう実行するべきかを示したかったのです」

模擬選挙では、様々な障害権利団体のコミュニティリーダーも発言しました。
神経多様性を自己紹介したローレン・ハイマーディンガーは、自分や他の障害を持つ人々にとって投票が不可欠であると述べました。

「そのために、私は言います。
声を出せない人々や表現することができない人々のために、私が声を持つことを助けます」

障害を持つ家族の代弁者として活動している複数の人々も、投票の重要性について話しました。
州務長官のエイドリアン・フォンテスは、自宅にダウン症と自閉症を持つ子どもがいると言いました。

7歳のジュードは投票はできませんが、障害を持つ人々が世界をどのように見ているかを考えることが重要だと言います。

「それは、私たちの政治において重要だと思う部分です。
私たちはその多様性の視点を持つ必要があります」

(出典・画像:米KTAR NEWS

なかなか難しいかもしれませんが、自分の声を社会に反映させるために投票には行ったほうが良いと思います。

うちの子も投票に行きました。

「意思決定できない」自閉症や知的障害の人の研究参加(と選挙)

(チャーリー)


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