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自閉症の女の子はまわりに合わせて無理をしていた

time 2017/02/28

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

自閉症の女の子はまわりに合わせて無理をしていた

小さなエラ・ビリーは、バービー人形が好きな平均的な6歳の子どもとは違います。
この小学生の女の子は、ラリーカーのレースに夢中です。
エラにとってのアイドルは、オーストラリアでラリーのチャンピオンになった初めての女性、モリー・タイラーです。
昨年、エラは発達障害と診断をされました。
ラリーカーレースが大好きであることがわかったのは、その後でした。
エラの両親、ルークとジェイドは、エラの行動に問題があることに気づいていました。
「エラは、服を着ると気持ち悪い、くつをはくときついとよく言っていました。」
そう父親が言います。
「小さい女の子は、鏡に映ることが大好きです。
エラもそのことを知っていて、学校ではそのようにしていました。
しかし、家に帰ってくると、たびたびパニックを起こしました。
学校でそのように振る舞うことがとてもストレスだったからです。」
父親にとって、エラが自閉症であることがわかったのは救いでした。
それまで、エラはバービー人形を欲しがりました。しかし、遊ぶことは決してありませんでした。
「エラは、同じ歳の女の子と同じように、好きなふりをしなければならないと考えていました。」
エラが本当に好きなものが、バービー人形のせいで、両親にはわかりませんでした。
ある時、レースを観に行った時に、エラがラリーカーが大好きなのがわかりました。
入った車の中で、エラが夢中になって喜んでいるのを止めることができませんでした。
そして、ラリーのチャンピオンとなった女性、モリーをGoogle検索で見つけてからは、エラは夢中になりました。
「エラはiPadを持って座ると、繰り返しモリーの車の走りを見ていました。」
今、そのモリーはレースの前にたびたび、エラと話をしてくれると父親はいいます。
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最近はモリーもFacebookに投稿しています。
「エラの父親がエラの写真を私に贈ってくれたのを忘れることはありません。
私はとても感動しました。
それから、私は何回もエラと会うことができました。
信じられないくらいにラリーに情熱を持ってくれている、発達障害の女の子を知りました。
これからも、モータースポーツでの女性の活躍はますます輝かしくなるはずです。」
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(出典・画像:豪Herald Sun
この女の子は、他の女の子と同じようにバービー人形を欲しがって、好きなふりをしていたとあります。
女の子の発達障害は少なくないにもかかわらず、男の子の発達障害とは異なるために、これまでの方法では正しく診断されていないという記事をこれまでに、いくつかご紹介しています。
中には、女の子は男の子よりも社会性やコミュニケーション能力が優るため、発達障害であっても女の子は、発達障害であることを隠すことがあるために、わかりづらい。と伝えているものもありました。
バービー人形を「好きなふり」。これが、そういうことだったんですね。
ふりをしなくてよい、本当に好きなものを親子で見つけることができて本当によかったと思います。うらやましいです。
私もWRCやスバルの車大好きです。が、うちの子は全く興味ないですね。
理解されていない女の子の発達障害

(チャーリー)

 


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