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発達障害の私はかつて自分を軽蔑していた。しかし今は自分が好き

time 2018/07/19

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

発達障害の私はかつて自分を軽蔑していた。しかし今は自分が好き

私の特徵をあげるなら、私は音楽が大好きです。
発達障害でなかったら、こんなに音楽の歴史について学ぶこともできなかったと思います。
1909年から現在までの音楽イベントの名前が言えます。
子どもの頃は、アメリカ大統領の名前とそれぞれの誕生日を覚えました。
しかし、そんなことは友だちを作るのに役に立つことはありませんでした。
けれど、こんなに記憶できることは私の誇りでした。
11歳の頃に自閉症スペクトラム障害と診断をされました。
診断される前から、他の人とは違っていることはわかっていました。
人にあわせることが困難でした。冗談を言われてもわかりませんでした。
他の人と会話をすることもできませんでした。
自分が好きなことを話すことだけができました。
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まわりの人との関係に困難をかかえていましたが、学生としては素晴らしい可能性を示すことができました。
私は飛び級をしました。音楽の先生は、私のことを「音楽に狂っている子ども」と読んでいました。
人と話すことには困難があったものの、書いた文章では高い評価を得ていました。
ラジオやテレビ、雑誌から、音楽のことについてたくさんのことを記憶しました。
指定した年の音楽のベスト100を言うことができました。
多くの人が思うように、こうしたことでまわりの人との関係が良くなることはありませんでした。
ずっと友だちはいませんでした。
また、摂食障害もありました。
学校では苦労をしました。
そのために、長い間、自分自身に誇りを持つことはありませんでした。
発達障害であることが恥ずかしいと考えていました。
何年もの間、友だちもできなくて、自分を責めました。
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しかし、大学に入ると少し変わりました。
仲のよい友だちができました。
間違うこともありましたが、感謝の気持ちをつたえることもできました。生活が変わりました。
親愛なる友だちは、自分について話すことがうまくできませんでした。
私も同じだったので、良く聞くことができたのです。
褒められることよりも建設的な批判のほうが私にはよくわかりました。
大学では言語を専攻し、発達障害のために難しかった、比喩などについて学びました。
他の人が話すことにも注意を払ってきました。
4年間が過ぎて大学を卒業するときには、おおぜいの人が立ち上がって応援してくれました。
私は変わりました。もっと変わり続けました。
成長して成功するという揺るぎない決意をもってあきらめませんでした。
発達障害の人たちのコミュニティに出会い、助けられました。
私を理解してくれました。
そして、学びました。
私が私でないようにしてたくさんの友だちを作るよりも、私のあるがままを受け入れてもらうほうがよいことを。
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その後、大学院に入学しました。
私の時間管理や完璧主義が大きな可能性を作ってくれました。
複数の学術論文を発表して、ついにはその大学でライティングを教える著名な講師となりました。
しかし、発達障害であることが私を妨げることも未だあります。
それでも、全てが学べる機会だと考えるようにしています。
一日に1回は発達障害を克服しようと学びます。
それでも、他の人から障害だと思われても、私を私にしている克服する必要がないと考えるものもあります。
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私は、発達障害についてネガティブなことをさまざまメディアから聞きます。
とんでもないことだと思っています。
私に友だちができて、発達障害ではないように見せる社会的なスキルを身につけるまで、私の親もそうだったのでわかりますが、発達障害の子どもを否定的に破壊的に思う親が多くいます。
発達障害の人が求めているのは、発達障害だと知ってもらうことではありません。
受け入れてもらうことです。
受け入れてもらうためにできることは何でしょうか。
まず、どう対処するべきかを聞いて尊重することです。
発達障害の人の話が「感動する」ものかどうかは関係なく、私や同じ発達障害の人は自分を認めることができずに苦しんでいます。
私だったら、ずっと困難と闘っていること、そして成功することを伝えたいと思っています。
私は音楽について興味をもってから、頭の中にできた歌の歌詞のデータを使って、自分が感じていることを整理してきました。
私は、アフリカ系アメリカ人の困難との戦いを具体的に歌う、メイヴィス・ステイプルズの“I Like the Things about Me,”(自分のことが好き)から学んでいます。
私はかつて軽蔑をしていた私が、今は好きです。
(出典:米THE GOOD MEN PROJECT)(画像:Pixabay
どんなにご苦労があっても、他の人にはなかなかわかりません。
向き合う、付き合うときには、それを前提にする必要があります。
結局、知ったふう、わかったふう、にしかならないかもしれませんが、
それでもそのとき、ちょっと助けられたと感じて少し安心できて、前を向ける人がいます。
発達障害の男性は電子音楽でうつ病から救われ、DJにまでなった

(チャーリー)


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