私たちは７人家族です。
デビッド・ハラーが家族について語ります。
妻ケイティと５人の娘がいます。
５人の娘のうち、４人が自閉症スペクトラムです。
エリンは15歳、フィオナは13歳、エマは11歳、ジーンは9歳です。そしてデリアです。
デリアは発達障害ではありません。
それが、かえって家族の中では難しくなることがあります。
しかし、妹たちを手伝ったりすることはうれしいことだと言います。
家族のスケジュールは、それはたくさんの療育の予定でいっぱいです。
すべての時間に優先されています。
「娘のうち、二人は話すことができるかわかりませんでした。
しかし、話せるようになりました。
通常学級に通うことができています。
楽器も演奏できます。」
母親のケイティは、発達障害の人たちの能力を多くの人が過小評価していると言います。
「今、私は第一バイオリン奏者です。
自分で言わなければ、発達障害だと誰も思わないでしょう。
私は、発達障害であることに誇りを持っています。
発達障害の人に対する考えを壊します。」
そう、１３歳のフィオナは言います。
もっとも年長のエリンは、話を書いて自分自身を表現することが好きです。
父親が作ったWebサイトで、いくつかの小説を公開しています。
「私は、発達障害にしばられません。」
エリンはそう言います。
１１歳のエマはマイリトルポニーのようなキャラクターが大好きです。
「すごくクール。そして、私が落ち着いて、自信をもって他の人と話せるように助けてくれるんです。」
マイリトルポニーで遊んでいる間は、とても自分をコントロールすることができて、まるで療育のようだと両親は言います。
この姉妹たちには、子どもの頃に起きる困難にも耐える自信がついています。
「私はたくさんいじめられました。
しかし、自分がだめだとは思わないようにしています。
私にはできることがあります。そして、私は悪い人にはなりません。
私は悩みません。」
そう９歳のジーンが言います。
姉妹はお互いの仲がよく、そしてお互いを励まし合います。
姉妹には多くの困難があるにもかかわらず、父親のデイビッドと母親のケイティーは、とてもポジティブです。
「子どもたちがどれほど、成長してきたかを見てきました。
とてもすごいことです。それは信じられないほどです。」
母親のケイティは、子どもたちの困難を知り、そして助けを求め、適切な人たちに導かれてきたと言います。
今、この家族が他の家族を導く存在となっています。
父親のデイビッドは、この地域の特別支援を必要とする子どもの親たちを助けています。
「私の仕事は、特別な支援を必要とする子どもたちの家族たちを支援しています。
簡単な仕事ではありません。」
ケイティはこれまで６年間、発達障害者の支援組織で働いてきました。
そこでは親たちに無料で受けることができる支援の紹介などを行っていました。
今は、公立学校で特別支援が必要な子どもたちに関わる仕事をしています。
娘たちについて、ケイティはこう言います。
「彼女たちに限界はありません。上には天井はなく、空が広がっています。
素晴らしいことができることを、自分でもわかっています。
みんなが知っている素晴らしい世界に触れられる機会は、ずっとなくしません。
彼女たちは発達障害と診断をされましたが、それだけはないのです。
みんなにとって、素晴らしいものをもっている存在なんです。」
（出典・画像：米WITN）
とても家族仲良さそうです。
子どもたちも楽しそうです。
何より、それが一番だと思います。
発達障害は素晴らしいと母でも私は言えない
（チャーリー）
