発達障害のニュースと障害者のハンドメイド

救急救命士が発達障害の人を助けるものを作り救急車に置くように

time 2018/02/27

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

救急救命士が発達障害の人を助けるものを作り救急車に置くように

かわいいテディベアがいつも、救急車の中で子どもたちを落ち着かせてくれる助けになるとは限りません。
米コネチカット州ニューイントンの救急救命士のビル・カレイは、発達障害の人が利用する刺激を与えてくれるものについて知る機会がありました。
ビルはそれをヒントに、スーパーで購入したいくつかの安価なもので、自閉症、ADHD、不安障害の方に役にたって欲しいとあるものを作りました。
「身体的、精神的に障害がある兄弟が私にはいます。
なので、私にとってはとても身近に考えることだったんです。
子どもも成人も、様々な刺激を楽しむはずです。」
ビルは、ペットボトルに小さなビーズ、鈴、ニコニコボールなどを注ぎ入れました。
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「このボトルのふたのところは、回る羽もつけてあります。
ボトルの中のものたちは、見て楽しめ、音がして楽しめるものです。
ボトルをまわせば、いろいろなものが埋まったり出てきたりします。」
ビルは、できるかぎり短い時間で障害をもつ人たちと関係を築き、知ることは最重要課題だと言います。
「私たちは、障害のある人に自分たちは助けるためにいることをまず知って欲しいのです。
そうすることで、家族と一緒になって協力して、助けることができるようになるのです。」
同僚のジェフリー・ルドックによれば、救急車には、ぬいぐるみを置いてあることも多いものの、触覚や視覚だけに頼るもののため、発達障害の子どもには役に立たないこともあったそうです。そこで、この聴覚にも訴えるものは求められているといいます。
「昔は、ゴム手袋を破って顔を描いて使ったこともありました。
そのうちに、ぬいぐるみも置くようになりました。
これからも、最高のケアが提供できるようにしたいと思っています。
消防署全体でも、このボトルのアイデアをサポートしてくれています。
消防署全員に作り方と使用方法を伝えています。」
ジェフリーとビルは、もっとこのボトルを効果的なものにできないか考えているといいます。
そのために、発達障害の子たちを支援する地元のセンターとも協力していきます。
(出典・画像:米Seacoast online
うちの子どもも似たようなペットボトルの手作りおもちゃを2本ほど持っています。
一本は小さい頃に子ども発達支援センターで、もう一本は、2年ほど前入院しているときに指導員の方と一緒に作ったものです。
ずっと気にいってますね。よく手に持っています。
なので親としては、えっ、こんなものでニュースになってしまうの?と思ってしまいました。
しかし、発達障害の子が身近にいなければ、こういうおもちゃが大好きで、落ち着いたりすることを知る機会はないのかもしれません。
救急車の中に、発達障害の子が落ち着けるのに役立つものは置いてあってほしいと願います。
(気が動転して、いつもは持っているようなものも忘れてしまうことがありそうですから。)
発達障害の子が安心できるように取組む病院

(チャーリー)


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