発達障害のニュースと障害者のハンドメイド

発達障害の二人の息子をもつ父は夢をあきらめなかった、実現した

time 2018/07/06

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

発達障害の二人の息子をもつ父は夢をあきらめなかった、実現した

コーレイ・サムエルズは、二人の息子が短い時間だけでも、他の子どもと同じようになることを願いました。
しかし、そうなることは難しいだろうと考えていました。
二人の息子、ハンターとオースティンは野球をしたことも、チームに入ったことも、他の子どもと一緒に遊んだり、自由に楽しむこともありません。
二人は発達障害、自閉症スペクトラム障害です。
社会的なスキルやコミュニケーションに困難をかかえています。
発達障害による症状は、一人ひとりが異なります。
二人の父のサムエルズは、子どもの頃は野球をして、他の子どもたちと一緒に遊びました。
チームにも入って、自分よりも大きな存在の一部になったように感じることが好きでした。
二人の息子にも大きくなったら、同じように楽しんでほしいと願っていました。
ユニフォームを着て、キャップをかぶって、バットを振って、ボールを投げて、走る。
その夢は無理なように思えました。
b3
しかし、サムエルズはあきらめませんでした。
サムエルズは、特別な支援を必要とする子どもたちで、置いたボールを打つ、ティーボールのチームを作ることを思い立ちました。
サムエルズと仲間たちとで、マンカントリーと名付けたチームを作りました。
そして、夢が実現できたのです。
二人の息子も加わった、特別支援が必要な子どもたち11人のチームで試合を行いました。
70人もの人たちが、マンカントリーを応援して、喜びました。
野球をすることなんてできないと思っていた子どもたちが、人生で初めて試合を経験できたのです。
11人は友だちにもなりました。思い出が出来ました。
試合が終わると、涙を流していました。
夢は実現したのです。
b6
「試合が終わると、涙が止まりませんでしたが、息子の笑顔が見えたのが本当にうれしかったです。
子どもたち、みんなにとって良いものだったはずです。
みんながボールを打ち、ボールを投げることができました。素敵でした。」
そうサムエルズは言います。
参加した、脳性麻痺のベントレーの母親のマット・マギーはこう言います。
「こうして、子どもたちを地域社会に参加させることは、サムエルズが夢見ていたことです。」
サムエルズは、特別支援が必要な子どもたちがティーボールを行えるようにするためには、少し工夫が必要なことをわかっていました。資金を調達し、子どもたちに専用の遊具を準備しました。
また、他にも問題がありました。
対戦チームを見つけることです。
特別支援が必要な子どもたちのチーム、マンカントリーの子どもたちは、他のチームに比べると年齢がずいぶんと高いのです。
「しかし、他のチームの子どもたちは理解をしてくれました。
そして、障害を気にしませんでした。
一緒になって、楽しく野球をするという夢を実現してくれました。」
b4 b5
脳性麻痺のベントレーはふだんは車椅子を利用しています。
この試合中は、母親が抱きかかえてバットを振ることを手助けしました。
「ベントレーは大きくなりました。身長が伸びていました。
野球を楽しんでいました。
息子の笑顔を見て、他の子どもたちと一緒になって楽しめたのは本当に素晴らしいことでした。
障害のない子どもたちの親たちも、障害のある子どもたちについて理解できる機会になったと思います。
それは、特別な扱いをしてほしいということではありません。
一緒になって、楽しめるということを。」
サムエルズはこう言いました。
「もう絶対に無理な夢だと思ったこともありました。
忘れようともしました。
しかし、実現できたんです。
試合の40分間、他の親たちもそう思ったはずです。」
b2
(出典・画像:米The Hawk Eye
参加した子どもも親も本当にうれしく、楽しかったと思います。
こうして、話を読んだだけの私も、本当にうれしくなりました。
こんな素敵な挑戦を知ると、簡単にあきらめることはないと勇気づけられますね。
発達障害を障害だとは考えていない、むしろ活かして人とつながる

(チャーリー)


たーとるうぃずを「いいね!」をする。フォローする。

その他の最新の記事はこちらから

最近の人気記事

福祉作業所で障害のある方々がひとつひとつ、心をこめて作り上げた良質なハンドメイド・手作りの品物をご紹介します。発達障害の関連ニュースや発達障害の子どもの4コマ漫画も。
気に入ったものはそのままamazonで簡単にご購入頂けます。

商品を作られた障害のある方がたーとるうぃずやAmazonに商品が掲載されたことで喜ばれている、売れたことを聞いて涙を流されていたと施設の方からご連絡を頂きました。

ご購入された方からは本当に気に入っているとご連絡を頂きました。ニュースや4コマ漫画を見て元気が出たとご連絡を頂きました。たーとるうぃずがますます多くの方に喜ばれるしくみになることを願っています。


NPO法人Next-Creation様からコメント

「たーとるうぃず様で販売して頂いてからは全国各地より注文が入るようになりました。障がい者手帳カバーは販売累計1000個を超える人気商品となりました。製品が売れることでご利用者の工賃 UP にもつながっています。ご利用者のみんなもとても喜んでおります」

テキストのコピーはできません。