デイビッド・クローリーは、発達障害の人に向けた個人トレーニングサービスがないことを知り、特別支援教育とフィットネスを結びつけて、自ら行うことにしました。
そうして、発達障害のそれぞれの人にあわせた「適応運動」でトレーニングとエクササイズを提供するビジネスを行っています。
「適応運動」は視覚や身体の感覚、言語による支援を含めた応用行動分析学に基づいて米国運動評議会により開発されたものです。
クローリーは言語療法を学び、特別支援教育についてさらに学ぶために大学院に入学もしました。
「私は、フィットネスとエクササイズに長い時間を費やしてきました。
父が私の幼い頃から教えてくれたのです。
そして、発達障害の方向けの支援と組み合わせたのです。
それらはうまく組み合わさるものです。」
クローリーは、それぞれの個人に向けたエクササイズやトレーニングをするための方法をこれまでに学びました。
それは特別支援教育のプロセスと似ているといいます。
２０１７年に、発達障害の人向けに個人トレーニングを提供する会社を作りました。
クローリーは先日、１６歳のニール・チャンの家に訪問しました。
１時間の個人トレーニングを行います。
自閉症スペクトラムのニールは、スクワットや腕立てふせなどさまざまエクササイズを行いました。
数回しただけで、ニールは止めてしまうこともありましたが、クローリーは軽くお腹や足を叩いたり、音楽を止めて意識を集中させたりして続けることができました。
「発達障害の人たちには、それぞれの課題、特に行動に関わる課題が存在しています。
そのために個人向けのトレーニングがよいのです。」
クローリーは現在、中学生から２０代の人にサービスを提供しています。
提携しているフィットネスクラブの施設や、自宅で個人トレーニングを受けています。
学校などでも、複数人のグループを対象にして行っています。
「自宅でも楽しく運動ができることを知ってもらうために、まず学校などでグループでのトレーニングをもっと行って知ってもらおうとしています。
家族にとってもそれはよい方法になるはずです。」
今後は、よりたくさんの学校で行っていくとともに、他のパーソナルトレーナーや特別支援教育を行える人を育てていく予定です。
「特別支援教育分野の取り組み、発達障害の人に対する支援は、さらに求められていくと考えています。
それは、発達障害の子どもの数が増え続けているためです。
そうした人たちに役立つ効果的な方法はさらに求められていきます。」
「発達障害の人たちの日常生活を助けるものとなります。
スクワットなどのエクササイズをすれば、体力もついて姿勢もよくなります。
かがむことができて、拾い上げることもよくできるようになって、
お母さんとの買い物で、荷物を持ってくれるようになったりします。」
クローリーはこれまでに、行動の改善を見てきたと言います。
「エクササイズが発達障害の方の生活の広い場面で役に立つんです。」
（出典・画像：米MASS LIVE）
自宅にトレーナーを呼ぶ。
うちではちょっと無理ですが、それぞれの子にあわせた運動を行う個人トレーニングはそれはよさそうですね。
プロのトレーナーほどのことは全くできませんが、私もうちの子の手をとって踊ったりして運動をつづけたいと思います。
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（チャーリー）
