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テレビゲームは発達障害の人たちにとって社会とのインタフェース

time 2018/08/09

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

テレビゲームは発達障害の人たちにとって社会とのインタフェース

発達障害についての研究者たちは、テレビゲームが発達障害の人たちにとって扱いやすい、社会とのインタフェースになるといいます。
キャスリン・リンランド博士は、テレビゲームは人と人とのやりとりにおいて、難しい困難な部分を減らしてくれるものだと語ります。
「ボディ・ランゲージと呼ばれものや、表情、アイコンタクトなどに心配をする必要がないのです。
発達障害の人たちにとって、これらは本当に難しく、苦しみになってしまうこともあります。」
リンランド博士は、テレビゲームは発達障害の子どもたちが人と関係を築いていく一歩を踏み出すための「足場」になるものだと言います。
「発達障害の子どもたちにとって、テレビゲームはこれまでに経験できなかった安心ができる場になるんです。」
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元プロゲーマーのクリストファー・ボンドは、テレビゲームは人とのやりとりで生じるやっかいさをなくすことができるものだと言います。
「ボディ・ランゲージなど、ふだんの人とのやりとりで見せる社会的な合図を見なくて済むのです。
見せることができないので、言語でわかりやすく伝えようとするのです。
表情を読み取るなど、言語によらない社会的な合図を理解することができない人にとっては、本当にそれは助かることになります。」
発達障害のトーマス・クズマはテレビゲームの専門知識があったことで学校で友達ができたと言います。
「僕はゲームボーイを持つことは禁止されていたのですが、すべてのポケモンを暗記していました。
なので、他の人とポケモンの話をすることができたのです。」
トーマスは、そのポケモンのスキル、弱点などすべてを知っているポケモンの百科事典のような存在です。
豪グリフィス大学で発達障害について研究をしているデブ・キーン教授によれば、マインクラフトのようなゲームが、学校に入ったばかりの発達障害の子どもたちの友だちづくりを助けたことが研究でわかったと言います。
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キーン教授はテレビゲームの他にもいくつかのデジタルメディアは、他の子どもたちのとの共通した関心を与えてくれるために、子どもどうしのやりとりを始めさせたと語ります。
「なかでもその代表はマインクラフトです。
なかには、専門家のようになっている子どももいます。
それは、子どもたちからすれば尊敬の対象にもなります。
発達障害の子たちも、他の子たちと会話をするようになっていました。
一緒になってゲームで遊ぶこともしていました。」
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しかし、ゲームでの遊びには親などがきちんと見守る必要があると言います。
「発達障害のあるなしに関係なく、どんな子どもも同じです。
テレビゲームにはみんな夢中になってしまうために、他のことをしなくなってしまうことがあるのです。」
ゲーム依存、ゲーム中毒とも呼ばれてしまうような、テレビゲームから離れられなくなってしまうような状態は、WHO(世界保健機関)に障害と分類されました。
しかし多くの研究者たちは、テレビゲームは不健康なもの、有害なものと考えることには否定的です。
「他の娯楽活動と同じように、適度に行えばよいのです。
親たちは、テレビゲームに限らず、子どもたちが興味を持って取り組むものにきちんと注意を払うべきです。」
(出典:豪abc)(画像:Pixabay
昔のように「テレビゲームなんで全部悪い」なんていう親は少なくなったとは思います。
私も含めて、テレビゲームで遊んでテレビゲームから何かを学ばせてもらった人が親にもなっているでしょうし。
ただ、面白すぎてはまってしまう。その度が過ぎないように注意してあげる必要が親にはあると思います。
親も一緒に遊ぶことが発達障害の子のゲーム依存の防止につながる

(チャーリー)


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