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知的障害の人がVRで自動車の運転からバリスタになるまでを学ぶ

time 2018/09/25

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

知的障害の人がVRで自動車の運転からバリスタになるまでを学ぶ

ここでは、最新のバーチャルリアリティ技術(VR)を利用して、知的障害の人が車の運転を学ぶことができます。
オーストラリアのエンデバー財団が、15のバーチャルリアリティによるトレーニングプログラムを提供しています。
知的障害のある人が、安心して道路を歩くことから、ATMの利用、そしてバリスタになることを目指した練習も行えます。
エンデバー財団のスチュワート・コプリックは、このVRで自動車の運転に必要なスキルが向上してきたと話します。
自動車運転プログラムでは、実際の通りの光景や道路地図を利用しています。
「このプログラムでは、高速道路を走った後、オフィス近くの道路を通り、次にマクドナルドに入ります。
実際のドライブのような体験ができます。」
ヘッドセットなどを利用したVRはインタラクティブで現実のように感じられるといいます。
「車のハンドルとプレーキ、アクセルのペダルも用意されています。」
エンデバー財団の広報担当はこれが重要なものであると伝えます。
「オーストラリアでは、地方では車なしでは生活ができません。
多くの知的障害の人がそれに該当しています。」
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このプログラムで利用されているVRシステムは、テレビゲームのように楽しいものになっているため、特に若い人たちには喜ばれて受け入れられているといいます。
カフェで仕事をしたいと願い続けているマイケル・ハンコックにとって、知的障害の人向けの、注文を受けてコーヒーを作るVRプログラムは取り組みたいものでした。
ハンコックはVRの安全な環境で、スキルを学び、実際の仕事につながる信頼を築くことができてきました。
財団のデール・ハーヴェイはこう言います。
「これまでに料理の作り方も学び、お金についても学んでいます。
特に、列車に乗るVRプログラムで、きっぷの購入、列車を待つことを学んだことはとても役に立っています。」
財団のコプリックは政府や企業からの資金援助に感謝を述べ、これからも発展させることができるという期待をしています。
(出典・画像:豪AUSTRALIA PRObono
VR、仮想現実だからこそ安全でコントロールできる環境を作ることができます。
厳しい、不確定なことがたくさんの現実で、困難に直面する前のよい練習の機会になります。
新しいテクノロジーがこうして役に立っていくことは本当にうれしく思います。
AIとGoogleグラスが発達障害の人を変える

(チャーリー)


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