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自閉症の人へのアドバイス。パートナーと良好な関係でいるために

time 2023/02/13

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

自閉症の人へのアドバイス。パートナーと良好な関係でいるために
  • 1. 恋愛関係において、相手の言葉を理解し、共感することは可能なのか?
  • 2. 毎日のつながりを保つために、どのような方法が効果的か?
  • 3. カップルで共有する活動を通じて、関係を深めることはできるのか?

発達障害のあるカップル、とくに一人、または二人とも自閉症スペクトラムと診断されたカップルは、ユニークな人間関係のニーズを持っています。
近年、発達障害のパートナーに情報を提供し、サポートすることを目的としたリソースが増加しています。しかし、自閉症を持つパートナーへの支援は、まだまだ少ないのが現状です。

自閉症についての研究が進むほど、その成人のほとんどが、人間関係の親密さとつながりを深く望んでいることが明らかになってきました。

しかし残念ながら、自閉症関連のサービスでは、恋愛関係が取り上げられることはほとんどありません。
とくに、これらのスキルが典型的に発達する思春期の重要な時期には。

発達障害のあるカップルと接するなかで、私はしばしば、自閉症は変わることのないものであるために、パートナーは適応することを学ばなければならないという固有の信念があることに気づきます。

たしかに自閉症に関連した「特徴」はあり、変わることはないと理解することは重要です。
しかし、自閉症の人も絶対に成長することができ、充実した有意義な恋愛関係を持つことができます。

関係の質と満足度を高めるために研究で発見された3つの戦略をお伝えします。

もちろんその方法は無数にありますが、これらは自閉症の大人が報告する最も一般的なニーズに対応するために適応されたものです。

1.「リフレクション」:振り返り

リフレクションとは、相手が話した内容の主要なテーマを聞き手が強調し、それを話し手に言い換えるコミュニケーションスキルのことです。
リフレクションの主な目的は、話し手に自分の話を聞いてもらい、理解してもらっていることを伝えることです。

私の経験では、自閉症でないパートナーからよく言われるこんな言葉があります。

「あなたは私が言っていることを理解していない」

自閉症のパートナーは、しばしば、

「いいえ、わかってる。あなたが言っていることは…」

と答え、相手が言ったことをそのまま繰り返します。
自閉症の共通の特徴は、情報を最も基本的な、文字通りの形で受け取ることです。
この特性は多くの状況で信じられないほど有益ですが、より微妙なコミュニケーションの重要な要素がある場合、恋愛関係では難しいかもしれません。

聞き手は、話し手が言ったことを記憶して繰り返すのではなく、

「私のパートナーにとって、これはどういう意味なのか」

という問いに答えようとする必要があるのです。
自閉症の人にとって、他者の内的な経験や根底にある意味を読み解くことは、信じられないほど難しいことかもしれません。

あなたが仕事から帰ってきたときに、パートナーがソファで丸まって泣いているとシーンを想像してください。

パートナーは、期待していた昇進がなかったと言います。
あなたは、パートナーが上司に昇進の責任を果たせることを証明するために、何ヶ月も時間を延長して働いていたことを知っています。
ここでは、

「上司があなたの努力を認めてくれないことに失望しているんだね」

というのが適切な表現でしょう。
話し手は、それが正しいかどうかを共有することができますし、もう少し説明することもできます。
いずれにせよ、相手は自分の話を聞いてもらえたと感じます。
それがリフレクションの目的です。

2.「コネクションチェックイン」:つながりの確認

カップルにとって、一日を通して思慮深い接触を保つことは重要です。
それが具体的にどのようなもので、どれくらいの頻度で行われるかは、カップル独自のニーズによって異なります。

自閉症の人の中には、仕事、学校、趣味などで大きな成功を収める人がいますが、それは、目の前の仕事に完全に没頭する能力があるからです。

しかし、この性質は、夫婦の絆を保つ妨げになることもあります。
そのため、自閉症の人は、1日に2回など、適切と思われる頻度でパートナーとの「つながり確認」を行うためのリマインダーやアラームを作成するとよいかもしれません。

しかし、どのような場面で接触しても、関係性が同じように向上するとは限りません。

たとえば、スーパーで何を買ってきてほしいかといった情報交換だけでは、関係性の向上にはつながらないことが多いのです。
それに対して、効果的なつながり確認は、直接会っての会話、電話、テキストメッセージなどで、相手への気遣いや心配りを示すことです。

「今日の調子はどう?」「気分はどう?」

こうした一般的な質問は、気の利いた切り出し方であり、つながり確認を日常的に行うきっかけになるでしょう。
これを習慣化できれば、より具体的で詳細なつながり確認が有効です。

たとえば、相手の気になる問題のフォローアップ(例えば、「今日のミーティングはどうだった」)や個人的なことの開示(「昨日の夕食は本当に楽しかったよ」)などが、パートナーとのつながりを感じ続けるために有効です。

3.「共有アクティビティ」:一緒にいるために一緒に遊ぶ

一緒に過ごす時間を楽しみ、共通の活動をするカップルは、関係満足度が高い傾向にあります。
しかし自閉症の特徴として、興味が制限される傾向があるため、一部のカップルにとっては、難しいことになるかもしれません。

自閉症の人は、過度の刺激や生理的な悪影響(頭痛や光や音に対する過敏さなど)を避けるために、独りで行う興味や活動を楽しむことが少なくありません。
そのため、カップルは、パートナーが身体的な不快感を感じることなく参加できる活動を見つけるために、創造的に考える必要があるかもしれません。
しかし、新しいことに挑戦する際には、不安感などの感情的な不快感を感じることも考慮しなければなりません。

カップルの共同活動の目的は、一緒に過ごすことです。
なので、必ずしもお互いのパートナーが好きなことをする必要はありません。

一緒にやってみたい活動をいくつか(例えば、少なくとも5つ)をリストアップしてください。
どちらのパートナーも、あまり無理せず、自分の心地よい範囲から少し範囲を広げてみることです。
新しいことに挑戦したり、新しい場所を訪れたりできれば、それは理想的です。
そして、カップルでリストを見直し、どの活動が共通しているのかを確認してみてください。

以上の「振り返り」「コネクションチェックイン」「共有アクティビティ」は、恋愛関係の質を向上させることができると、発達障害でないカップルを対象にしたこれまでの研究で示された戦略の一部となります。

発達障害のあるカップルのユニークなニーズを満たすためには、多くの一般的な恋愛テクニックの修正や適応が必要であることも認識しておくことが重要です。

(出典:米Psychology Today)(画像:Pixabay

発達障害、自閉症に関わらず、有効な戦略ではないかと。

しみじみ思ったりして。。。

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(チャーリー)


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