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発達障害の人への正しい理解をホグワーツ魔法魔術学校が助ける

time 2018/12/17

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発達障害の人への正しい理解をホグワーツ魔法魔術学校が助ける

ハリー・ポッターの2次創作の物語で、ハーマイオニーがあるテストの結果を心配しています。
ポーションを学ぶコースでの試験結果ではありません。
ホグワーツ魔法魔術学校で上級生になるにあたって、心理分析のテストを受けるように言われたのです。
ハーマイオニーの早口なしゃべりなどから、そうなったのです。
「私は目をパチパチさせながら、両親の顔を見ました。
こんな結果だとは思っていませんでした。私はアスペルガーだと診断されました。」
2次創作のこの物語では、ハーマイオニーは発達障害です。
新しいキャラクターを作ったり、キャラクターを置き換えたりして、発達障害の自分の話を盛り込む2次創作の作家が現れてきています。
こうした2次創作の作家たちは、マスメディアでは見ることが少ない発達障害のキャラクターを活躍させたいと願っています。
ハリー・ポッターの世界は、そのなかでも特に人気があります。
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米国疾病管理予防センターによれば、59人の子どものうち一人は発達障害です。
発達障害の現れ方は、人それぞれに大きく異なります。
重度の障害をかかえる人もいれば、感覚過敏などにとどまる軽度の人もいます。
ひとつ明らかに言えるのは、発達障害と診断をされる人が急速に増えているということです。
映画「レインマン」でダスティン・ホフマンが演じる男性や「セサミストリート」のジュリアをはじめ、映画やテレビ、書籍で発達障害のキャラクターは描かれてきました。
こうしたメディアに登場する発達障害のキャラクターは重要な役割を果たします。
多くの人が発達障害について理解できるように助けます。
しかし、一方で誤解や偏見を助長することもあります。
米モアハウス大学のソニヤ・フリーマン・ロフティス助教授は、2015年にフィクションで取り上げられた発達障害の人たちについて、数少ない学術研究となる“Imagining Autism: Fiction and Stereotypes on the Spectrum,”
(発達障害へのイメージ:自閉症スペクトラムのフィクションにおけるステレオタイプ)を発表してます。
ロフティス助教授は、さまざまな物語のなかで、発達障害の人がいつも同じように描写されることを批評する一方で、発達障害である自閉症スペクトラム障害の人たちがもっている強みが強調されることで、発達障害の人について肯定的なイメージが持たれるようになることも指摘しています。
細部への注意、高い集中力、いつも冷静であること、献身的であること、そしてものすごい記憶力です。
自閉症スペクトラム障害と診断されている人たちは、ニューロダイバーシティ(神経多様性)の観点から正しく理解されるべきだと、ロフティス助教授は主張しています。
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そして、2次創作はマス向けのエンターテイメントでは描かれない問題について発見する手がかりとなります。
スタートレックの宇宙も、2次創作で高い人気があります。
なかでもカーク船長とスポックとのゲイの関係を想像させるものがたくさんあります。
そうすることで、スタートレックの奇妙なプロットやテーマがファンにとって辻褄のあうものになるのです。
2次創作で発達障害のことが扱われるのは、マスメディアにおける発達障害についての表現が不足しているためではないかと考えられます。
発達障害のキャラクターが登場する2次創作の物語について分析を行うと、ほとんどは発達障害の友だち、きょうだい、親戚がいる若者たちによって創られたものでした。
そして、いくつかは、ステレオタイプな発達障害の人の表現となっていましたが、発達障害への偏見に直面しても、自分について説明ができる発達障害の人が多く表現されていました。
発達障害の人が自らについて話すことで、発達障害についての偏見をなくすことにつながるものとなっていました。
例えばある2次創作では、ハリー・ポッターの息子、アルバス・ポッターという新しいキャラクターが登場します。
アルバスは、人と交流することに困難をかかえています。
しかし最終的には、グリフィンドールやスリザリンで多様な人と友だちになります。
アルバスの母親は、学生や先生たち、時には父親からも過保護にアルバスを守ろうとしてきました。
しかし、父親に言われて気づくのです。
「アルバスは他の人からできないと言われてきたたくさんのこともできるようになったじゃないか。」
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しかし、どうして特にハリーポッターの世界が人気なのでしょうか。
2次創作を創る人の多くは学生のため、ホグワーツ魔法魔術学校を選ぶのは不思議なことではないでしょう。
そして多くの人たちは発達障害の人たちの特性や能力を、ホグワーツ魔法魔術学校での魔法や能力と結びつけるようです。
私たちが分析した、2次創作の物語のすべてで、発達障害の人たちは魔法が使えていました。
また、発達障害については、克服しなければならない困難や障害として描かれていないことも多くありました。
単なる「違い」として描かれているのです。
これは発達障害を、障害、治すべき病気のようなものとして捉えるのではなく、ニューロダイバーシティの一つであるとする考えに従った描写でしょう。
新しい作家たちが2次創作を通じて、発達障害の人のステレオタイプなイメージを払拭し、発達障害の人への正しい理解を深めることをたんたんと行っているのです。
(出典:豪THE CONVERSATION)(画像:Pixabay
キャラクターや物語の力は大きいです。こうして困難をかかえている方たちを助けたり、役に立ったり。
私自身も辛いときや勇気を出す必要があったときにアニメのキャラとセリフに励まされていましたね。
自分に自信のないうちの子(発達障害ではないきょうだい)にも最近言ったことありました。
「自分を信じるな!俺を信じろ!お前を信じる俺を信じろ!!」by グレンラガン
剣と魔法の力で発達障害の人のコミュニケーション能力が向上

(チャーリー)

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