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発達障害の息子の食べられるものを増やすためにチャレンジ

time 2019/02/26

この記事は約 4 分で読めます。

発達障害の息子の食べられるものを増やすためにチャレンジ

ジョバンニは小さかった頃は、何でも食べることができました。
焼いたイワシを一緒に食べたことを覚えています。
りんごをむいてあげたことを思い出します。
それが、徐々に食べないものが増えてきました。
理由が私にはわかりませんでした。
息子のジョバンニは発達障害である自閉症スペクトラム障害と診断をされました。
食べない原因がわかった気がしました。
自閉症スペクトラム障害の子どもたちの症状はそれぞれ一人ひとり違うといいます。
「1人の自閉症の子どもを知っても、それは自閉症を知ったのではなく、自閉症の子の1人を知っただけです。」
そんなふうにいわれています。
14歳のフィリップ、そして11歳のジョバンニ、どちらも発達障害、自閉症スペクトラム障害です。
二人の症状は違います。
ジョバンニは運動障害や感覚障害を抱えています。
感覚器を通じて入ってくる情報の受け取りや応答に問題を抱えている状態です。
これが、ジョバンニの食べられないものが多くなってきた原因です。
食べ物の食感、におい、色、かたち、それが食べることに影響を与えるのです。
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ジョバンニに健康的な食事をとらせることがどんどん難しくなっています。
今食べることができるのは、チーズのサンドイッチ・トースト、バナナ、プリッツェル、ピザ、パスタ、そしてチキンナゲットです。
バナナは完熟している必要があります。
プリッツェルはあるメーカーのもの一種類だけです。
ピザも同じです。
パスタもそうです。食べられるパスタはミートボールがとなりに添えられたパスタだけです。
まざっていてもだめです。
このパスタを食べられるようになるのも2年かかりました。
ミートボールは必ず4つに切ってから口に入れています。
それでもときどき、食べ物に異常を感じて、食べられなくなってしまいます。
そうして、食べられるものが減っていきます。
ジョバンニの食事を見た人にはこう言われます。私は無視して気にしないように振る舞います。
「私が子どもの頃は、何でも食べなければならなかった。」
「おなかが空いていれば、何でも食べるはずでしょう。」
「こんなに好き嫌いがあるのは、子どもを甘やかして育ててきたせい。」
発達障害の子どもに怒ったり、叱りつけたり、罰を与えるぞと脅したり、お腹がすくまで食べ物を与えない、そうしたことで食べさせようとすることは決して良くないことです。
それは、既に抱えている問題からさらに別の問題をかかえさせます。
感覚機能から生じる問題をさらに大きな問題にするだけです。
ますます、食べ物が嫌いになっていきます。
作業療法士から私はそれを学びました。
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ジョバンニには、毎週新しい食べ物を出します。
食べるように強制はしません。
ジョバンニは触って、切って、においを嗅ぎます。
新しい食べ物を前にすると、ジョバンニは恐怖を感じることがあります。
そのため時間も十分にとります。
似たような食べ物を出していきます。
既に食べられる物と似たような食べ物であれば挑戦しやすいからです。
プリッツェルであれば、いつものメーカーとは違うメーカーのものを出してみたり、
チーズのトーストサンドイッチのかたちをいつもとは違うものにしたり。
そうすることで、食べられるものを少しずつ増やしてきました。
今はいろいろなパスタにチャレンジしています。
またチョコレートアイスクリームを食べられるようになって、今はバニラアイスにもチャレンジしています。
今回はラザニアに挑戦しました。
ジョバンニには、ピザやパスタの仲間で、中に入っているものもこれまでに食べたものであることを教えます。
まず小さな一歩を踏み出せるように、今回は野菜は入れていません。
これが食べられたら、小さく切ったナスを次に入れられると思います。
ラザニアを焼いて、部屋中がおいしいにおいでいっぱいになると、ジョバンニはまだ?と聞いてきます。
しかし、食べられない可能性は消えません。
もし、食べられなくても私はがっかりしてはいけません。
夏にはスイカにチャレンジしました。
最初は嫌がっていました。
しかし、感覚も慣れてくるはず、あきらめることがないように伝えてきました。
まず、スイカで遊んでスイカになれました。
それからスイカをなめました。そしてかじれるようになりました。
今回のラザニアは、ジョバンニは食べてみたいと言っています。
口に入れると、難しい表情になりました。
熱すぎたようです。
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「お母さん、ちょっと待って。」
ジョバンニは食べ始めました。
今回は成功です。
(出典・画像:豪nine
うちの子も偏食だったのですが、徐々に食べるものは増えてきました。
うちでは出しても全く飲むことがなかった牛乳。
それが学校での給食時にはごくごく飲んで、先生が自分の分をあげたこともあると聞いて、うれしいショックを受けたことがあります。
白いごはんも昔は全く食べませんでしたが、今ではおかずがなくても白いごはんだけでも、もりもり食べたりします。
うちの子は食べない、食べれないとあきらめ、決めつけていたところが自分にはありました。反省しています。
牛乳を飲んだり、白いごはんを食べられるようになったのは、学校の先生が根気よく給食のときにみてくださったおかげです。間違いありません。本当に感謝をしています。
感覚の問題などはあると思いますが、親があきらめ決めつけることで偏食が進んでしまうこともあると思います。
簡単ではありませんが、あきらめないでチャレンジすることが重要だと思います。
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(チャーリー)

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