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発達障害の息子が発達障害だと診断をされた母親は安心したと言う

time 2019/03/11

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発達障害の息子が発達障害だと診断をされた母親は安心したと言う

数分の間、リアムは暑い日差しの中、繰り返し自分の頭をコンクリートにうちつけていました。
母親のビッキーは、買い物のにもつを床に落とし、すぐに駆け寄りました。
すぐにリアムを止めさせようと抱きしめました。
「続けて頭を打っていました。恐ろしい状況でした。
どうして、息子がこんなことをしているのかわかりませんでした。
まわりの人たちは歩道でこうしている私たちを見ているだけでした。」
リアムはビッキーの初めての子どもでした。
リアムに食事を与えるとき、寝かしつけようとしたとき、いつもそれに苦労をして自分が未熟なんだと悩みました。
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さらに悪いことに、夫の仕事のためにオーストラリアからイギリスに引っ越してきたばかりだったので、たすけてくれる家族や友だちがまわりにはいませんでした。
リアムの行動にますます困っていきました。
30分、自分が眠ることも難しい状況でした。
リアムを落ち着かせたり、食事をとらせたりするのに必死でした。
「すべてのことを試してみました。たくさんのお金も使いました。
しかし、リアムの困難は変わりませんでした。原因がわかりませんでした。
私は本当にだめな母親だと思いました。
私は孤独でした。
自分自身について正しく評価することはできませんでした。」
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リアムが大きくなるにつれて、困難はますます深刻になりました。
「リアムは自分が欲しいものが手に入らないときには、いつも自傷行動を起こしました。
例えばファインディング・ニモやシュレックがテレビに写っていなければ、床に倒れて頭を激しくぶつける行動を始めました。
やめさせる方法がありませんでした。
私たちがやめさせようとすると、行動はもっとエスカレートしていきました。」
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ビッキーがリアムにできたことは、とにかくまわりの環境をできるだけ安全にすることでした。
家中が枕やクッションだらけになりました。
しかし、それらも一時的な解決にしかなりませんでした。
リアムはおもちゃを欲しがり、話すことに困難をかかえ、目を合わせることを拒みました。
ビッキーと夫のクリスは、家族や友だちの支援がリアムの困難な状況の助けとなることを願ってオーストラリアに戻ることにしました。
そして、ビッキーはすぐにリアムの睡眠の問題を解決したいと相談にいきました。
「息子さんには問題があると言われました。
診断を受ける必要があると言われました。」
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そしてすぐにリアムは発達障害だと診断されました。
多くの他の親とは違ったとビッキーは言います。
悩むことはなくて、自分はほっと安心したと。
「こんなことを言う人は他にいないかもしれませんが、
息子が発達障害だと診断されたことは、私の中で最高の出来事の一つでした。
息子を育てるのが難しかったのは、発達障害のためだったからとわかったからです。
発達障害、自閉症というとレインマンの映画で知ったくらいの知識しかありませんでした。
少し不安は感じましたが、それよりも圧倒的に安心できました。」
そう診断されてから6年がたち、8歳となったリアムと過ごすことはとても簡単になったとビッキーはいいます。
何年も療育を続け、リアムの困難も少なくなり、ついには話すこともできるようになりました。
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(出典・画像:豪kidspot
うちの子はずっとお話することはできませんが、こちらの言っていることがわかることが増えたり、自己主張も以前より多くなった気がします。
困難や面倒なことは減ったのもあれば、新たに増えたのもあるというところです。
また、障害のないきょうだいと比べても、手間がかかるところもあれば、考えなくてもよいところもあるので、親としてはどっちがどうというのもあまり感じませんね。
ただ、親なき後はやはり大きく違ってくるのでそれはとても心配です。
特別支援を必要とする子の親はビジネスでも役立つスキルを持つ

(チャーリー)

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