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発達障害の子の発達に補助代替コミュニケーションで悪影響はない

time 2019/04/09

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

発達障害の子の発達に補助代替コミュニケーションで悪影響はない

発達障害の子の中には、自分の欲求や考えを口頭で伝えることができない子もいます。
話すことができないことは、生活、学習、そしてまわりとの関わり合いに重大な影響を及ぼします。
自分自身を伝えることができないというフラストレーションは、行動の問題にも現れてきます。
「少なくない、自閉症スペクトラム障害やその他の発達障害の子が発話に問題をかかえています。
そのために、補助代替コミュニケーション(AAC)がもう長い間使われています。
言葉を話すことができない人が自らについて表現するのを助けるために開発されたものです。
ローテクのAACとハイテクのAACがあります。
ローテクのAACの例は、ジェスチャーや手話、写真の利用などです。」
そう、サシール博士は言います。
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ハイテクのAACももう長年利用されています。
マイクロプロセッサを利用し、合成音声を発するものです。
こうしたシステムは、故スティーブン・ホーキンス博士が利用していたもののように、重く複雑で高価なものでした。
しかし、タブレット端末とアプリケーションによって、今はそうではなくなりました。
言語療法士は、その子の能力、介護支援の状況、家族の状況にあわせて、最適なAACを決定します。
こうした機器はたくさん出てきていますが、言語療法士の指導は必要となるはずです。
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しかし言語療法士が直面する問題があります。
それは、手話や写真のようなものでさえも、子どもがそれに頼ってしまうことで言葉の発達が遅れるのではないかという親の心配です。
サシール博士は強くこう言います。
「AACを使用しても、発達に悪影響がないことは多くの調査研究で立証済です。
子どもが話すようになるのをサポートするのはもちろんですが、逆に、話すようになる発達を妨げることは決してありません。」
(出典・画像:マレーシアThe Star)(画像:wikimedia
うちの子はまったくお話ができません。こうした装置を使っても意思表示は難しいです。
なので、こうした支援装置を使うことで、発達が遅れてしまうなんて考えたこと全くありませんでした。
日本ではきちんとした療育機関に行っていれば、素人の心配はいらないはずです。
発達障害の人の不安状態を伝える装置が家族の生活も向上させる

(チャーリー)


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