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発達障害の子へ母が始めた取り組みが拡大。アリババから支援も

time 2019/05/09

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発達障害の子へ母が始めた取り組みが拡大。アリババから支援も

中国にあるワンワン洗車場に入ると、他とは違うことにすぐに気づくでしょう。
ここで働いている人たちはみんな、ダウン症、脳性まひ、自閉症、知的障害や発達障害があります。
お客さんが来るとダウン症の女の子がすぐにお茶を持ってきてくれます。
他の人たちはそれぞれ異なる部分を担当して、一緒になって洗車を行います。
一緒にトレーナーが参加して教えることもあります。
この洗車場は人気で多くの人が訪れます。
多くの人たちが洗車をする人たちにチップを渡そうとしますが、受け取られることはありません。
「ここで働いている人たちは、他の人から自分の尊厳を得たくて、一生懸命働いているんです。
洗車の仕事をすることで、社会に参加できるんです。
憐れみや施しはいりません。」
そう、スー・チンは言います。
精神障害の息子をもつスーは、10年前に知的障害のある人たちのためのリハビリテーションと介護を目的に、ワンワンを設立しました。現在では、30人の障害のある人たちを雇用しています。
ワンワンは小さなスーパーもオープンしています。
軽度の障害の人たちが洗車や食料品店での仕事をし、毎月給料を得ています。
重度の障害の人たちはケアセンターで、リハビリと訓練に取り組んでいます。
「給与は、ここ中国の杭州の平均水準に届いていません。
しかしそれでも、ここで働くことで自分に自信がつき、幸せを感じることができます。」
そう、スーは言います。
自治体から無料で提供されている建物がケアセンターになっています。
ここで障害のある人たちが洗車や商品の販売、顧客サービスを学んでいます。
「それぞれの担当する部分がわかるように色を塗った、車の模型を使うなどして、約1年間、洗車の練習をします。
洗車場やスーパーは、ただ作ったわけではありません。
障害のある人がそれぞれに持っている能力が活きると考えたからです。
例えば、計算が得意な人はレジを担当しています。」
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また、ケアセンターの中にはリビングルームもあります。
そこで、お茶の入れ方やお客さんへの提供方法を学びます。
重度の障害の人は、テレビの操作を練習します。
「ここでの目標はまず自分たちの生活をより良くすることです。
そして、最終的には自立した生活を送り、社会に参加することを目指します。」
重度の精神障害の人たちは、みんなのお昼ごはん作りに取り組みます。
市場へ行って食材を購入から、調理を行います。洗濯や掃除もします。
そうすることで、
買い物では、数字を学びます。メニューを使った人とのやりとりで、会話を学びます。掃除は、運動になります。
「買い物をして、調理をして、掃除をする。
これらも立派な仕事です。尊敬に値するものです。
そのためもちろん、給与も支払っています。」
ワンワンは障害のある人たちにすべて無料でサービスを提供しています。
これまでの10年間、スーは自らの資金を使って行ってきました。
「ワンワンはこれ以上大きくすることはできません。
ここで得たものを、他の組織にも提供したいと考えています。」
知的障害のある息子をワンワンに入れてほしいとお願いをしたものの断られてしまった母親もいます。
「ここ、中国の杭州では、知的障害の人が3万人以上います。
私が全員を助けることは不可能です。
私ができることは、自分の経験を教えることだけです。」
そうスーは言います。
最初、ワンワンには7人の子どもがいるだけでした。
スーは場所を借りて、学校の履修方法をまねて始めました。
しかし、その方法は障害のある子どもたちには適していないことに気づきました。
そして、自分自身で生きていくことが学べるように住宅で行うことにしました。
「道路を歩いて、信号機を理解して、スーパーで商品を購入する。
こうした、日常生活の訓練に集中して取り組みました。
そして、受け入れた障害のある人たちが30人を超えました。
引っ越しをして、新しい方法を考えなければなりませんでした。
職業訓練を行うことを考えました。
2015年にスーパー、2016年に洗車場を開設しました。」
c1 発達障害の子へ母が始めた取り組みが拡大。アリババから支援も
規模が大きくなり、ワンワンは有名になりました。
中国江南区政府とアリババグループから支援を受けられるようになりました。
ワンワンのスーパーは、今では24時間オープンのコンビニになっています。
夜間になるとお店の半分は閉まり、開いている半分は無人で運営されています。
お客さんはセルフレジで支払いを行います。
こうすることで、ワンワンの収入を増やすことができます。
また、障害のある人たちが作った手工芸品も棚に置かれ販売されています。
これらはネットでも販売されています。
スーはこう言います。
「私たちは孤独ではありません。
私たちは、地域コミュニティ、ボランティア、そして行政から支援を受けています。
私は、困っている人たちを助ける人を天は助けてくれると信じています。
これからの十年も、障害のある人たちのために新しい方法を模索し続けます。
生涯をともに過ごします。」
(出典・画像:中国SHINE
「私は、困っている人たちを助ける人を天は助けてくれると信じています。」
私もそう信じたいと思います。
「たーとるうぃずの挑戦」 毎日新聞全国版に掲載頂きました。

(チャーリー)

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