発達障害のニュースと障害者のハンドメイド

発達障害の子の両親が作った、挑戦し創造性を発揮できる場所

time 2019/06/01

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発達障害の子の両親が作った、挑戦し創造性を発揮できる場所

イアン・スウェアリンジェンの両親は、イアンが興味を持ってチャレンジできる発達障害の人向けのプログラムを見つけることがなかなかできませんでした。
そのために、自ら非営利団体を作って始めました。
そうして、米カリフォルニア州サンラファエルに「オーティストリー・スタジオ」をダンとジャネットが設立しました。
「私たちの息子がさらに成長できるような挑戦ができるところがなかったのです。
なので、私たちは発達障害の子どもや大人が挑戦し、成長できる機会を提供したのです。」
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10年以上前に子どもたち数人の参加で始まったこのスタジオは、今では読書、作文、数学などの成人向けの教育や職業訓練、ライフスキル、健康づくりのプログラムも行っています。
また、創造的なことを一から始めるプロジェクトベースのワークショップ療法も行っています。
ローソンは映画や演劇、コンピュータ・プログラミングが好きです。
毎週ここに来て、図面を見て立派な置物を作り上げました。
天体物理、ソフトウェアのデザイン、そして模型作りが大好きなスウェアリンゲンは、ここに来てミニチュア製作から映画作りまで行っています。
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このスタジオには、創造性を刺激する多くの本や、ランチを作るためのキッチン、ステージ、そしてCGや動画を作るためのコンピューター室、レーザーカッターが備えられた工作室などもあります。
26歳のスティーブが、自分が作ったキャラクターが活躍するアニメの製作で忙しく過ごしています。
スティーブはもう10年近くここに通っているといいます。
その間に、線だけで描いて絵から、立体ジオラマの製作、そして今ではCGによるアニメを作るまでになりました。
「私は頭の中にあるキャラクターを動かしたかったんです。
考えているキャラクターはたくさんあります。
そして、物語にしたいと思ったんです。」
ローソンはこう言います。
「発達障害の人の多くは、コミュニケーションに困難をかかえています。
なので、絵を使って物語を伝えます。そして言葉を加えていきます。
そうして、進歩できるんです。」
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工作室では、25歳のダニエルが海から飛び出してくるザトウクジラの木工作品の最終の仕上げを行っていました。
コンピュータ操作のカッターを使って気を切り、それを組み合わせて作っていきました。
ハーンは、レザーカッターでの精密な切断を学んでいます。
「私は自分の創造性を次のレベルに引き上げたいと思ったんです。」
支援者もこう言っています。
「ここに来ている子どもや若者が、情熱をもって刺激を受けているのを見れることは本当に素晴らしいことです。」
(出典・画像:米Marin Independent Journal
我が子を思って始め、我が子を超えて多くの発達障害の方を助けることに。
たくさんの笑顔とたくさんの創造性が生まれているはずです。
素晴らしいですね。
発達障害の子へ母が始めた取り組みが拡大。アリババから支援も

(チャーリー)


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