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発達障害の子だけでなく今は救急隊員も求める重いぬいぐるみ

time 2020/04/17

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発達障害の子だけでなく今は救急隊員も求める重いぬいぐるみ

20年前、マルセラ・ジョンソンは息子が産後間もなく亡くなったとき、自分でもコントロールできない多くの感情に打ちひしがれました。
悲しみから怒り、たこつぼ型心筋症病まで起こり、息子の突然の死は親近感と安らぎを必要とさせるものでした。
「息子の死は、私の心臓が心臓発作を起こした時のような痛みを感じさせました」
そうマルセラは回想します。
医者はマルセラの一見バラバラな症状のために何かを処方することができませんでした。
また、試したみたハーブのどれも助けにはなりませんでした。
マルセラが息子の墓に行き、花でいっぱいのテラコッタの鉢をかかえたときでした。
赤ちゃんと同じ重さのように感じたとマルセラは言います。
そして、痛みが消えていきました。
「重みが快適にしてくれたのです。これが子どもを失った母親によかったのです。
小麦粉の袋、重い枕、パイナップルでも」
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マルセラはこの自分の経験を活かして、重いテディベア「コンフォート・カブ」を作りました。
これは、つらく、不確実な時代にもやすらぎを与えてくれるように作られています。
コンフォート・カブについてマルセラはこう言います。
「科学的にも重みには意味があり、コンフォート・カブの機能を説明するものです。
カブを抱きしめれば、あなたが抱きしめられているのと同じような物理的な力が得られます。
すると脳内にドーパミンやセロトニンが放出され、心拍数が減少し呼吸が深くなり、
あなたの体にやすらぎを与え、安心な感覚を与えてくれます。
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テディベアはもともとやすらぎを与えてくれるシンボルのようなものです。
テディベアを見れば、子どもの頃の無邪気さを思い出して心が温かくもなります」
これまでにも、患者の悲しみや喪失感に対処する助けになるものとして何年も重いテディベアは医師やセラピストに利用されてきました。
感覚刺激になる良いものとして発達障害のADHDや自閉症の子どもたちにも利用されています。
そして、新型コロナウィルスの感染拡大の現在では、予測不可能な事態への不安感情に対処するものとして人気になっています。
マルセラの会社では、米国内の病院の患者に1000個のこの重いテディベアを送る予定です。
また、救急隊員や医師、医療スタッフからも、自分用に注文が来ているといいます。
(出典・画像:米Rolling Stone
私が抱けるような大きなぬいぐるみは家にはありませんが、
大人になった今でも、ぬいぐるみの温もりが与えてくれる安心感はよくわかります。
重みがあればさらにそれが増すのもよく想像できます。
重さのある毛布とひざかけが不安障害や発達障害の人たちを助ける

(チャーリー)

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