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フェリーの模型を作る発達障害の少年は自分らしく成長していく

time 2020/10/12

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

フェリーの模型を作る発達障害の少年は自分らしく成長していく

ジョシュア・ヨンにとって、毎日の2時間のバスの旅は単なる通学時間ではありません。
それは、喜びに満ちた旅です。
17歳のジョシュアはバスが大好きです。

「それは生まれつきなんです」

そう、バスやフェリーなど交通機関が大好きである理由をジョシュアは言います。

「交通機関はとても重要です。人を助けてくれますから」

ジョシュアが発達障害の自閉症と診断されてから、その趣味はより意味のあるものとなりました。

何年も前から、ジョシュアは段ボール、つまようじ、ストローなどの家庭用品から複雑なバスやフェリーのレプリカを自分で作っています。
学校での美術の授業では、船を細部に渡って描いています。

「コースト・セイリッシュのフェリーにはシャチがデザインされています。
でも、ガルフ島のフェリーが一番好きです」

子どもの頃から祖父母を訪ねるためによく乗っていた船です。
大きくなってからは、モデル作りに必要となる細部がわかるように、カメラで写真を撮っています。
その写真の記憶を頼りに船の細部を描いています。

ジョシュアを教える、デイブ・ムチャコビック先生はジョシュアが通うようになってから、学校の教師たちは子どもたちの障害ではなく、できることに焦点をあてるようになったといいます。

「自閉症の子どもたちは、ある意味スーパーパワーを持っています。
ジョシュアは自分の能力を使って、これから気候変動や世代が直面している問題にも対処したいと考えています」

ジョシュアは自分でゼロからフェリーを作りました。最初は1年かかりました。
しかし、今では一ヶ月足らずで完全なレプリカを完成させます。

これまでにフェリーを5隻とバスを10台、模型で作りました。
それぞれ、動くところも作られていて、フェリーでは乗客が乗り降りするデッキが再現されています。

ジョシュアは、同じように自らの技術でバスの模型では行き先の表示やバスの名前が切り替えられるようになっています。

ジョシュアが学校を卒業した後はフェリーの上で働きたいと考えています。
デイブ先生は誇らしくこう言います。

「ジョシュアは、自分らしい方法で成長できています」

(出典・画像:米VANCOUVER IS AWESOME

好きなものを見つけて、のめり込む。

それは誰であっても、何で合っても、成長に役立つことは間違いありません。

発達障害の少年は11ヶ月をかけてレゴでタイタニックを作った

(チャーリー)


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