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発達障害の子に。学校の授業と連携するネット療育

time 2016/10/05

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発達障害の子に。学校の授業と連携するネット療育

キアラは自分の声を発することができるようになるかもしれません。
6歳のキアラは自閉症です。話すこともできません。
キアラは人が話していることの理解はできています。
そして始まったばかりですが、自分の方法で声をだすことができるようになるかもしれません。
「朝起きて、1日を始められることができる子どもがいます。一方で、それができない子どももいます。」
母親が言います。
タスマニアの学校で始められた新しい療育プログラムは、キアラのような子どもたちに自分の声を見つけることを可能にするかもしれません。母親はそう信じています。
この新しい療育プログラムは、州政府から4年間で100万ドル(約1億円)の支援を受けることになり、参加者が4名から26名にまで増えました。
学校でのカリキュラムと連携するこのインターネットを利用するプログラムで、キアラがは小学校の一年生のクラスで、支援教員のリンダ・パーマーのサポートをフルタイムで受けることができます。
「リンダが年齢にあったことができるようになるのが、みんなの願いです。
私たちは、こんなふうに通常学級のカリキュラムをリンダが受けることができるとは思っていませんでした。
しかし、受けてみて、リンダも学んでいます。よい結果も出ています。」
母親は言います。
キアラは、他のクラスメイトが学んだことを、キアラ向けに作られたプログラムで学びます。
先生、母親、療育士がキアラの学習の進み具合をみて、学校の授業が終わった後にサポートします。
「今、キアラは自分の言葉がわかってきています。数字、色も。今まではできなかったことです。
どんどんキアラはよくなっています。」
自閉症と診断される人が、ここ数年顕著に増えています。
オーストラリアでは2012年の調査では、全人口の0.5%が自閉症と診断されています。
キアラの母親は、続かなくなるまで、私費の療育に週に1000ドル(約10万円)を払っていました。
しかし払うことができなくなり、今回の療育プログラムにより助けられました。
「これまでを振り返って、先月と今月を比べると、今月はこの子はこんなにできるようになったんだと喜ぶことになりますよ。
ミルクが欲しいと言えるようになります。ビスケットが欲しいと言えるようになります。りんごが欲しいと言えるようになります。
とてもそれが励みになるんです。」
発達障害支援団体のリー・ファーブがそう語りました。
(出典・画像:豪MERCURY
 
通常学校の授業と連携をする必要があるかは、子どもの状況にあわせて判断をするべきものと思いますが、
公的で、ネットを活用する、新しい療育プログラムとなれば、私はとても期待せざるを得ません。
お話ができるようになることも、心より願っています。
 
療育現場でのテクノロジーの話はこちらにも。
特別支援教育を助けるタブレット

(チャーリー)


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