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自閉症の子と家族が外食を楽しめる「オーティズム・イーツ」

time 2022/02/21

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

自閉症の子と家族が外食を楽しめる「オーティズム・イーツ」

自閉症の子どもを持つ親にとって、家族で外食することはそう簡単なことではありません。
2014年に、現在50歳のレナード・ゾーンが、その自身の体験から「オーティズム・イーツ」を設立しました。
オーティズム・イーツは非営利のボランティア運営団体で、自閉症の人を理解している、偏見のない環境を提供し、家族での食事や交流、同じような喜びや課題を共有する人たちとのつながりを深めることを目的としています。

「幼い頃、愛情は食べ物を通して表現されました。
家族での食事や外食は、とても大切なことでした。
私たちは、自分たちが家族を持ったときにも、こうした伝統が続いていくことを常に期待していました」

ゾーンと妻のデルフィンの16歳の息子のアディンは自閉症です。
レストランで家族で食事をすることは簡単ではありませんでした。

「アディンの場合、じっと座っていることが難しいのです。
地面にバタンと倒れたり、ドアに駆け寄ったり、暴言を吐いたりして、邪魔をするんです。
外食を楽しみたくても、そうしたアディンのストレスに負けてしまいました」

ゾーンは、レストランと提携し、スタッフへの教育、音楽や照明の調整など、感覚過敏に対応できるよう配慮しています。
ビュッフェスタイルの食事にすることで、事前に予約と支払いを済ませられます。
感覚を刺激するおもちゃを配布したり、感覚を刺激するエンターテインメントを採用したりと、細かい配慮をして、より楽しめるようにしています。
家族はリラックスして楽しむことができます。

心温まる感想が参加した家族からは寄せられています。

少年が自分のところにやってきて、

「人生で最高の夜だった。今夜は両親とも笑顔で、弟も自分らしくいられる」

そう言われたことをゾーンは忘れません。
両親抜きで祖父母が孫と食事に来たり、母親と息子がドレスアップしてデートとして来たこともありました。

今では、ゾーンの息子のアディンも、レストランに行くことが大好きです。

「コミュニティがいかに重要か、そして人々がいかに受け入れられ、歓迎されていると感じたいかを学びました。
オーティズム・イーツが少しでもそのお手伝いができれば、私たちはうれしいです」

ゾーンは自閉症をかかえる人は一人ひとりそれぞれ違うと言います。

「自閉症の人にはそれぞれの興味があり、好きなもの、嫌いなものがあり、ユーモアのセンスがあります。
典型的なコミュニケーションができなくても、我慢してください。
それは、彼らが共有したいことや重要なことを言わないということではなく、違う方法でそれを行っているということなのです。
時間をかけて自閉症の人たちと知り合うことで、みんな、より豊かになれるはずです」

新型コロナウィルスのために、オーティズム・イーツのイベントのコーディネートにも影響が出ていますが、ゾーンは再開する準備をしています。
ゾーンのこれからの目標は、このオーティズム・イーツの取り組みを新たにアメリカの10の州に拡大させることです。
これまでに20州で行われています。

(出典:米Fifty plus advocate)(画像:Autism Eats

周りの目を気にせず、家族で食べられる。

そういう機会は確かに喜ばれるはずです。

うちは、ファミレスで、周りにあまり人がいない端っこの席で食べるようにしています。

しかし、このキョウリュウグリーンの子はマスクをかぶったたまま楽しく過ごして、食べないで終わってしまったかもしれませんね。

コスプレをすると障害を忘れて自分を表現でき、友だちもできる

(チャーリー)

 


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