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増加しているものの、女の子の自閉症の診断は男の子より難しい

time 2023/05/01

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

増加しているものの、女の子の自閉症の診断は男の子より難しい

自閉症スペクトラム(ASD)の人の割合は、ここ数十年で急速に高まっています。
この発達障害と診断された女の子の数は、全体の数とともに増加していますが、医師は、女の子のASDの診断は男の子よりも困難であると述べています。

米国疾病管理予防センター(CDC)によると、ASDは、社会的相互作用の持続的な困難と、コミュニケーションや日常生活への参加を困難にする反復的な行動、興味、活動を特徴とする発達障害です。

CDCは、1996年にアトランタの子どもたちの自閉症の追跡調査を初めて開始しました。
2000年には、自閉症・発達障害モニタリング(ADDM)ネットワークを設立し、さらに全米9都市圏に追跡調査を拡大しました。

それ以来、子どもたちの自閉症の割合は著しく上昇しています。
2000年当時、ネットワークは150人に1人の割合でASDの子どもがいました。
18年後、この数字は約44人に1人に跳ね上がりました。

そして2018年以降、さらに上昇しています。

CDCは先月、そのデータによると、2020年には36人に1人の子どもが自閉症であると報告しました。
そして、CDCが自閉症の追跡を始めてから初めて、2020年の自閉症の女の子の割合は、女の子のなかで1パーセントを超えました。
なお、男の子の場合では、これは4パーセント程度です。

自閉症は男の子だけのものではありません。

「10代になるまで、あるいは大人になってから、『ああ、だから私はいつも違うと感じていたんだ』と気づき始める女の子がたくさんいることが理解され始めています」

そう、米テキサス大学オースチン・デル医科大学院の神経学助教授、オードリー・ブランバック博士は言います。

なぜ自閉症の診断が急増しているのでしょうか。

科学者が自閉症について語り始めた頃、この症状は「冷蔵庫マザー」、つまり過度の愛情を注がない母親のせいだとされていました。
しかし、この説は、自閉症に生物学的な要素があることが理解されるようになると、否定されるようになったとブランバック博士は言います。

ここ数十年、自閉症が増加しているのは医師が自閉症の子の診断を正しくできるようになってきたからだと、ブランバック博士は言います。
昔は、精神遅滞など他の病気と診断されていた人が、現在は自閉症と診断されることが多くなったのです。

CDCの新しい報告書では、自閉症と診断された子どもの割合は、男女比4対1程度となっています。
ブランバック博士は、男の子が女の子よりも自閉症と診断されやすい理由を部分的に説明する生物学的要素があるものの、女の子については自閉症の診断が難しい傾向にあると説明します。

なぜ女の子は診断が難しいのでしょうか。

「女の子は、ある種の静かな自閉症である傾向があります。
自閉症であることを、外部からではわからなくするのです。
ただ静かに課題を抱えているようなものなのです」

博士はまた、女の子は男の子よりも、他人の行動を真似るのが上手だとも言います。

「女の子は、他人の行動をコピーして自分に貼り付けるのが得意です。
たとえば、女の子は、社会的に人気のあるクラスメートが大きな友人グループを持っているのを見て、そのクラスメートの行動を真似して、自分も同じことをしようと考えたりします」

自閉症の女の子の多くは、家庭で問題があっても、学校では問題がない場合があります。

「基本的に彼女たちは、定型発達の友だちの真似をして、自閉症であることを見せないようにするために、あらゆるエネルギーを使います。

私たちはそれを『マスキング』と呼んでいます。

学校の先生からすれば、何もかもうまくいっている、友だちもいるし、授業もきちんとこなしている、そう見えるのです」

しかし、子どもが安全な場所に帰ってくると、とたんに壊れてしまうかもしれません。

「ティーンエイジャーで、放課後にメロメロになってしまっていたら、自分に一時停止ボタンを押して、自閉症かもしれないと自問してみてください」

また、人生の後半で自分が自閉症スペクトラムかもしれないと気づいた場合には、自分を受け入れることが最も大時代と博士は言います。

「あなたは何も悪くありません。ただ、違うだけなのです」

(出典:米kxan)(画像:Pixabay

「マスキング」

それは、本当に疲れることだと思います。

壊れてしまうほどまでに、そうする必要がなくなることを心から願います。

自閉症の子が見せるマスキングに気づいたら。親ができること

(チャーリー)


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