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自閉症の人の多くがしているマスキング。展示された多くの仮面

time 2023/08/26

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

自閉症の人の多くがしているマスキング。展示された多くの仮面

自閉症の人たちが、自らの体験を伝えています。
英国の南タインサイドとサンダーランドの自閉症の人たちが、自閉症の体験を自閉症でない人に少しでも理解してもらうことを目指すプロジェクトに取り組んでいます。

自閉症の「マスキング」の裏にあるものを示しています。

自閉症は周囲の世界と対話する方法に影響を与えるスペクトラムの状態です。
これは目に見えない障害です。
自閉症の人は、最も孤立しやすい人たちです。

多くの自閉症の人たちが直面する課題の1つが「マスキング」です。
マスキングとは、自閉症の特性を隠したり抑え込んだりして、社会に適応しようとする行為です。

マスキングには話し方の変更、動き方の変更、思考の変更さえ含まれることがあります。
マスキングは身体的および感情的な健康に影響を及ぼします。

自閉症の人がマスキングをする理由はいくつかあります。
自閉症でない人たちの社会に適合し、差別を避けたいという人もいれば、自分の自閉症の特性が「間違っている」または「悪い」と教えられたためにマスキングする人もいます。
さらに、家族や友人からの適応の圧力を感じてマスキングする人もいます。

今回の「Behind the Mask(仮面の裏)」の展示には、マスキングの概念を探求する自閉症のアーティストによる作品が飾られています。
アーティストたちは絵画、彫刻、写真、拾い物などさまざまなメディアを使用して、マスキングの体験、そしてさらに重要なこと、自分の仮面の裏にある真の自己を表現しています。

展示される作品は抽象的なものから具象的なものまでさまざまです。
一部の作品はマスキングの身体的および感情的な影響を描写しており、他の作品は自閉症の生活体験のより希望に満ちた視点を提供しています。

このイベントを主催している「Autism In Mind」のサービスディレクターであるキャロル・ラザフォードは次のように述べています。

「マスキングの課題への理解を広め、自閉症のアーティストの創造力と強靭さを称賛することを目指しています。
また、自閉症に関する固定観念に立ち向かい、自閉症の人々の受け入れを促進する手助けとなることを願っています」

このイベントに出展するアーティストはすべて自閉症の人たちです。
さまざまなスタイルと技法を持つ多様なアーティストたちです。
彼らは皆、自分たちのマスキングの体験を共有し、自閉症の意味を他人に理解してもらうことを望んでいます。

(出典・画像:英THE SHIELDS Gazette

たくさんのマスク。

一人で何枚ものマスクをかぶる人もいらっしゃるはずです。

いつか、かぶらなくてもよくなることを願っています。

発達障害の人がマスキングしなくていい職場へ。大学の取り組み

(チャーリー)


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