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自閉症の人へのパートナーからの暴力や虐待。阻止するために

time 2023/10/30

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

自閉症の人へのパートナーからの暴力や虐待。阻止するために
  • 1. 自閉症の人が人間関係で虐待や暴力に遭いやすいのはなぜか?
  • 2. 自閉症の人が自らを守るために必要なことは何か?
  • 3. 自閉症の成人や子供を支援するために、何が必要か?

自閉症の人の72パーセントは、心的外傷後ストレス障害の診断基準も満たしています(Reuben, K.E., Stanzione, C.M., and Singleton, J. L., 2021)。

一般に、定型発達の人は自閉症の人を嫌悪的に感じる傾向があります。
これは、いじめや虐待による社会的トラウマにつながる可能性があります。
また、自閉症の人は、定型発達の人たちが当然と考える社会的な合図を読み取ることが簡単ではありません。
この社会的障害は自閉症の特徴のひとつであり、自閉症の人がいじめのターゲットになりやすいことにつながっています。

自閉症の人は孤独や孤立と闘っているため、誰かが自分の生活に快く受け入れてくれると、虐待を行うような有害な人の危険性に気づくことができず、喜び勇んで飛び込むことが少なくありません。

自閉症の人はしばしば人間関係やロマンチックな愛に憧れます。
Graceらの研究(2023)によれば、自閉症の人たちは定型発達の人たちよりも孤独と闘っていて、人間関係を必要としています。

この孤独感は、自閉症の人たちが経験する虐待の高い割合に決定的な理由ともなっています。
自閉症の人はしばしば、受け入れてもらうことに必死になります。


Douglas and Sedgewickの研究 (2023)によれば、自閉症の人は「親密なパートナーからの暴力と性的暴行」を他の人たちよりもかなり多く経験し、そして支援も少なくなっています。
自閉症は親密な関係において特有の脆弱性を生み出しています。

実際はどうでしょうか?
私が担当したあるクライアント、サリーQは、あからさまな感情的虐待と頻繁な性的虐待をする男性と結婚しました。
彼は交際当初、彼女に愛の言葉を浴びせ、自分が特別で愛されているように感じさせ、結婚後は彼女を言葉で虐待し、辱めました。
問題は、彼女が言葉の虐待を虐待と認識できないことでした。

サリーはずっといじめられっ子で、両親も彼女の自閉症の特徴を、自分たちの生活が常に苦労の連続であった主な理由として挙げていました。
彼女にとって、夫の行動は普通のことだったのです。
サリーは、夫の性行為がどれほど卑劣で虐待的なものであるかを理解するほどには、正常な性交渉の複雑さも理解していませんでした。

サリーはエンジニアとして成功し、母親として子どもたちに愛情を持って接していました。
しかし、虐待が彼女の生きる意欲を奪っていることに気づいていなかった。
セラピーを受け、時間をかけて、サリーは何が起きているのかを理解し、夫のもとを去ることができました。
彼女は現在も、専門のセラピストのもとでトラウマ・セラピーを受けています。

自分を愛してくれた女性と結婚した男性のケースでは、結婚後、彼女が言葉でも感情でも彼を辱めるようになりました。
二人の間には二人の子どもがいましたが、彼女は何度も浮気を繰り返しました。
彼女はとくに、自分の屈辱と堕落の原因として彼の自閉症の特徴に言及していました。

そして、ついに彼が出て行ったときには、彼女は警察を呼び、彼が彼女を殺そうとしたと告げました。
彼女は彼を逮捕させました。

すべての告発は虚偽であることが証明されましたが、彼女はこれを利用して彼のキャリアを破壊しようとしたのです。
その後も、彼女は子どもたちを使って彼を操り、屈辱を与え、貶め続け、離婚を5年以上引き延ばすために、あらゆることをしました。


彼女は今でも定期的に彼に嫌がらせをし、彼と彼の愛する人たちにひどい仕打ちをしています。

それにもかかわらず、彼はこの関係がいかに虐待的であるか、また彼がこれまでしてきた他の関係がいかに虐待的であったかを十分に理解していませんでした。
彼は赤信号に気づくことができず、社会的フィルターの欠如から、しばしば仲間はずれにされたり、うっかり傷つくようなことを言ってしまったりしていました。

Douglas and Sedgewickの研究によればこうあります。

「自閉症の人は、虐待者が彼らを切り捨て、孤立させ始める前から孤立していた。多くの非自閉症者がそうであるように、彼らは主な人間関係として虐待相手に依存しており、それがまた、虐待から離れたり、その行動に異議を唱えたりすることを難しくしていた」

早期療育には、親密な暴力や感情的虐待に関する教育が含まれるべきです。
そのため、この研究は非常に重要です。
孤独を減らし、コミュニティを増やすような自閉症の成人や青年のための支援プログラムに取り組むことも重要です。

現在、自閉症に対するほとんどの資金は、定型発達の人たちに溶け込むことに焦点を当てた、子どもへの療育プログラムに使われています。
孤独を減らし、コミュニティを築き、リソースを増やし、被害者を減らすことを目的としたプログラムには、ほとんど資金が使われていません。
これらはすべて、非常に重要なことです。
すべての自閉症の子どもは自閉症成人になります。
もし私たちが自閉症成人に接し、援助しなければ、結局子どもたちを失望させることになるのです。

自閉症の大人として、私が所属している支援グループは、私たち全員が苦しんでいる孤独や孤立を和らげる上で非常に重要であり、また、人間関係について話し合い、より健全な関係を築くために努力する場を与えてくれています。
私たちはグループとして、人間関係における赤信号をお互いに見極める手助けをしています。
これが、私たちがこの悲劇を変えていく方法なのです。

Douglas and Sedgewickの研究(2023)はこう言っています。

「自閉症の人たちが、自閉症でない人たちとどのように異なる虐待を経験するかを理解することは重要である。
そうすれば、このような事例をより早く発見し、阻止するためのより良いシステムを作ることができ、自閉症の生存者ができるだけ前向きに経験から立ち直るのを助けることができる」

自閉症である場合、人生は苦労の連続です。
しかし、適切なリソースがあれば、事態は好転します。
親密な人間関係も、それが健全な関係であれば、自閉症の成人にとって深い癒しとなります。

(出典:米Psychology Today)(画像:Pixabay

現実として、悪いやつはいます。

「自分を大事にすること」「自分を大事にしない人とは距離を置くこと」

幼いうちから、気に留めてほしいと思います。

学校や会社などにいれば「距離を置くこと」が簡単ではないことが多いのですが、必要なときには避難してください。

長く生きていても、そうそう何人もいないと思いますが、

自分を本当に大事にしてくれる人は、本当に大事にしてください。

自閉症の女性は虐待を受けやすい。「自分のせいだと思っていた」

(チャーリー)


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