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発達障害の人をクリエイティブな世界へ

time 2016/10/30

この記事は約 5 分で読めます。

発達障害の人をクリエイティブな世界へ

アンソニー・カンポリは編集画面にずっと集中して、音やビジュアルエフェクトをSFコメディの映画「プロジェクト・インフィニティ」に付け加えています。彼が監督した映画です。

3人の宇宙飛行士が宇宙へ出ようとするも、宇宙船が壊れて、発射中に爆発を起こしてしまいます。
みんな死んでしまいますが、2人だけは幽霊となって、大冒険に出かけます。

「これを企画するのには苦労しました。」カンポリは言います。

この映画のプレミア上映会が近くに行われます。

第7回の自閉症のための募金を募るために開催される年一回の映画祭で行われます。
プロジェクト・インフィニティは上映される35のショートフィルムのうちの1つです。

カンポリのチョップもあります。
犯罪がはびこる街でのモンスターとして演技をします。
カンポリは18歳。自閉症です。
特にまわりとのやりとりに問題を抱えていると言います。
「スペクトラム・プロダクション」で映画作りに参加してから4年。カンポリは進歩してきたのを感じています。
コンペリが言うことに抵抗するのは難しいことです。
それはこのプログラムに参加する他の4人のスペクトラムのフルタイムのスタッフでも同様です。

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デジカメやパソコンを見ると、ふつうのスタジオと変わらない感じがします。
しかし、スペクトラムは他のスタジオとは少し違うのです。

その違いとは、クリエイターの全員が自閉症だということです。
しかしアクション、ドキュメンタリー、アニメなどの映画を映画学校の卒業生に負けないくらい作ることができます。

スペクトラム・プロダクションは7年前にリアム・オールークとダン・テンビーンによって作られました。
ふたりは、自閉症児向けの特別支援教育の仕事をしていました。

そこで、発達障害の学生が持つ才能や適正を目の当たりにして、このようなメディアスタジオを作ることがよいと考えたのです。
2人はすべての時間をこれの実現にかけました。

スペクトラムの運営者たちは一年を通じて活動を行っています。サマーキャンプなども含めて。
およそ150人近くの8歳から35歳までが参加しています。

参加する人たちは、人とのコミュニケーションに困難を抱えています。
しかし、カンポリのように、全くそうでなくなります。
参加者の中には、指導する側、スペクトラムの指導員になる人もいるくらいです。

「カンポリの最初は、サマーキャンプに来た内気な参加者でした。」

33歳のこのスタジオを作ったオールークが言います。

「カンポリには、私たちが出て欲しいと考えた映画で、ほんの少しだけ演技を求めました。

カンポリにはできませんでした。
しかし、カンポリは演技ができるはずと私たちは思っていました。
しぶしぶながら、演技をすることができました。

今はもう、彼を止めるものは何もありません。
ギャング映画で走り回るスターになって、今はその続編づくりに夢中です。

カンポリは役者としても監督としても自信を持っています。
カンポリはメディア編集も得意です。
彼の将来は明るいです。」

カンポリも言います。
「ここでたくさんのことを教えてくれました。必要なものすべてをくれました。

とても柔軟な対応をしてくれました。
複数人での仕事のしかたも教えてくれました。それは本当に重要なものです。

以前は、人と話をするのはとても耐え難いことでした。
しかし、他の人と仕事をして、そうではなくなりました。

自分の発達障害も気にならなくなってきました。

私は、映画の仕事をしていきます。
監督、脚本、演技、作曲、編集、何でも。

こんなことは、ここに来るまでは決して想像もできなかったことです。
今はできると思っています。」

このスタジオを作ったオールークとテンビーンは、民間と公共どちらのとの契約も増やして、このスペクトラム・プロダクションを大きくしていこうとしています。

まだ、この地域でのビジネスですが、技術力も人も増えてきたので、もっと大きくしていきます。

参加料だけでなく、他の収入がスペクトラム・プロダクションの運営を支えています。
年にかかるコストは30万ドル(約3000万円)。スタッフへの給与や施設の維持にかかります。
年に一回行う映画祭で、募金は4万ドル(約400万円)が集まります。

「日々の活動とサマーキャンプで、昨年は約150個の映画を作りました。

そして、15のプロダクション企業と契約をすることができ、発達障害の方への雇用機会を作ることができました。」

37歳のテンビーンが言います。

「今、アメリカ政府のために参加者たちと撮影をしているところです。
このような仕事を増やしていきたいと思っています。」

過去2年間、参加したクリス・デイモンドはアメリカ政府向けの映画作りに携わっています。
発達障害者のサマーキャンプについてのドキュメンタリー映画の編集と、料理ビデオの監督です。

「ここに初めて来た時のことを思うと、今の自分が信じられません。」

22歳のデイモンドが言います。

「ここで、すごい自信がつきました。
自分がたくさんのことができることがわかりました。
夢は、SFファンタジーかコメディ映画を作ることです。」

デイモンドのお気に入りの映画監督はティム・バートンです。

「参加者は、発達障害の人が持っている能力以上の、革新といえるようなものをもたらしてくれます。」

オールークが言います。

「私たちは、自閉症の人たちをクリエイティブな世界に連れて行きます。
そして、私たちは彼らが産むクリエイティブをビジネスにしていきます。」

(出典・画像:カナダMontreal Gazette

発達障害だからこそもつ特質や才能に注目したとりくみについての海外からの情報が増えてきている印象を持っています。

すばらしいことだと思います。

シリコンバレーでもそうでした。

発達障害はシリコンバレーの財産

(チャーリー)

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