発達障害のニュースと障害者のハンドメイド

自閉症の子の母が作った「ごめんなさいと言わなくていい場所」

time 2022/10/20

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

自閉症の子の母が作った「ごめんなさいと言わなくていい場所」

カヴィータ・ジェインは、2人の息子が快適に遊べる場所を探していました。
カヴィータは、自閉症スペクトラムや障害を持つ子どもたちを含むすべての子どもたちのためのジムで「ウィー・ロック・ザ・スペクトラム」を知りました。

「息子はどんな遊び場に連れて行くのも大変でした」

カヴィータの11歳の息子は自閉症で行動面の配慮が必要です。
子どもがぐずったときには、まわりにごめんなさいと謝っていました。

ウィー・ロック・ザ・スペクトラムのジムのモットーは「ごめんなさいと言わなくていい場所」であることです。

「自分の子どもと違う行動をとる子どもが近くにいると、どうしたらいいのかわからなくなります。
避けたいのではありませんでした。
私たちはここを、発達障害の子、発達障害でない子、その子たちの家族が一緒になってお互いに学び会える場所にしたいと思っています」

カヴィータは、「ウィー・ロック・ザ・スペクトラム」のジムをオープンします。

そこには作業療法士がデザインした12種類のアイテムが配置されています。

ジップラインやクラッシュパッド、トランポリン、ブランコ、おままごとができる幼児用エリア、センサリーテーブル、トンネル、ロッククライミングウォールなどがあります。

これらはもちろん楽しむためのものですが、子どもたちが細かい運動や大きな運動、社会性と情緒の学習、上半身の強さ、感覚の発達を促すためのものです。

子どもたちが一息つきたいときには、落ち着ける空間も用意されています。

「特別支援が必要な11歳の息子も、そうした支援の必要のない5歳の息子も、同じように遊べて、同じように歓迎されていると感じられる場所です。
2人とも楽しむことができます」

今後は、インクルーシブ体操クラス、セラピー音楽クラス、バイリンガルクラス、作業療法、就学前準備クラスなども設ける予定です。

将来的には、保護者へのケアやキャンプも提供し、家族が子どものためのリソースにアクセスできるスペースにもしたいと考えています。

「セラピストをお探しの方も、お子さんに運動をさせたい方も、お子さんを数時間預けておける場所をお探しの方もいらっしゃるでしょう。
私も以前は知りませんでしたが、役に立つ方法やサービスはたくさんあるのです」

(出典・画像:米NASHVILLE SCENE

まわりを気にしながら、まわりに謝りながら、子どもを遊ばせる。

そんな必要のない場所があったら、助かる家族は多くいます。

子ども以上に親が楽しめる場所になります。

自閉症の子がそのままでいいと思える、感覚に配慮した博物館

(チャーリー)


たーとるうぃずを「いいね!」をする。フォローする。

その他の最新の記事はこちらから

最近の人気記事

福祉作業所で障害のある方々がひとつひとつ、心をこめて作り上げた良質なハンドメイド・手作りの品物をご紹介します。発達障害の関連ニュースや発達障害の子どもの4コマ漫画も。
気に入ったものはそのままamazonで簡単にご購入頂けます。

商品を作られた障害のある方がたーとるうぃずやAmazonに商品が掲載されたことで喜ばれている、売れたことを聞いて涙を流されていたと施設の方からご連絡を頂きました。

ご購入された方からは本当に気に入っているとご連絡を頂きました。ニュースや4コマ漫画を見て元気が出たとご連絡を頂きました。たーとるうぃずがますます多くの方に喜ばれるしくみになることを願っています。


NPO法人Next-Creation様からコメント

「たーとるうぃず様で販売して頂いてからは全国各地より注文が入るようになりました。障がい者手帳カバーは販売累計1000個を超える人気商品となりました。製品が売れることでご利用者の工賃 UP にもつながっています。ご利用者のみんなもとても喜んでおります」

テキストのコピーはできません。