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自閉症の人たちが作る野菜のサラダ。学校農園とスーパーが提携

time 2024/02/25

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

自閉症の人たちが作る野菜のサラダ。学校農園とスーパーが提携
  • 自閉症を持つ子供が大人になったときに働く場所はありますか?
  • 農業や園芸といった分野で自閉症を持つ人がどうやってスキルを学べますか?
  • 自閉症を持つ子供の独立を支援するためにどのようなプログラムがありますか?

21歳のマシュー・シュレンカーにとって、サラダは単なる付け合わせ以上のものです。
それは彼にとって誇りと喜びの源であり、生計を立てる手段でもあります。

マシューは、米ニュージャージー州ベッドミンスターにあるサマセットヒルズ学習院の生徒約20人の一人です。
野菜を栽培、収穫し、パック詰めし、「パラダイスサラダ」食料品店の棚に並べています。

パラダイスサラダは、自閉症を持つ若者たちに科学と職業スキルを教える非営利団体のプログラムの一環です。
地元スーパーとサマセットヒルズ学習院の社会事業であるスリーメドウズファームとの提携により、パラダイスサラダは5.99ドル(約900円)で販売されています。

スリーメドウズファームの水耕栽培温室で育てられるパラダイスサラダは、レタス、ソレル、ラディッシュのマイクログリーン、ナスタチウムをブレンドしたもので、独特でピリッとした風味が特徴で、スパイシー、タンジー(酸味がある)、わずかに甘いノートの組み合わせによってアクセントがつけられています。

パラダイスサラダは、プログラムの学生たちによって栽培、収穫、パック詰めされたスリーメドウズファームの最初の商品です。

この農場のレストランパートナーの一つであるソルテッドライムは、パラダイスサラダをメニューに加え、プログラムを支援する資金を集めています。
レストランパートナーはここの他にもあります。

パラダイスサラダは、スーパーマーケットパートナー、ShopRiteで見つけることができます。

「私たちとスリーメドウズファームとの関係は、単なるパートナーシップ以上のものです。
それは自閉症を持つ若者たちに人生を変える機会を提供している素晴らしい組織の仕事を高めるものであり、彼らを独立への道に乗せることを目標としています」

そう、スーパーの共同社長であるニコ・スマスは言います。

「私たちは、この商品を棚に並べることができて非常に誇りに思っています」

サラダプロジェクトとパラダイスサラダのデビュー試食イベントに参加できて、マシューはとても興奮していました。

「息子は自分を誇りに思っています

そう、マシューの母、カレン・シュレンカーは言います。

マシューは自分がそのパッケージを詰めたことを知っています。
コミュニティの一員となり、コミュニティの仲間から反応をもらえることは素晴らしいことです。

店内は混雑していて、そこにはニコニコ笑うマシューがいました。
皆が待っていて、マシューの写真を撮りました。

カレンは、マシューが1歳の頃から疑っていました。
そして、すぐに自閉症と診断されました。
マシューはたったの18ヶ月の頃から、ここサマセットヒルズ学習院との関わりが始まりました。

マシューは、7月にサマセットヒルズ学習院を卒業します。
その後は、これまでにもう3年働いている、ここスリーメドウズファームで仕事を続けます。
これは、すべての親が自分の子どもに望むことです。

「幸せで健康で、愛され、自分の人生を築くことができること」

そう、カレンは言います。

「私たちはとても幸運です。
自閉症の子を持つ親として、私たちの息子に対する希望や夢は、普通に発達している子どもに対するそれと何ら変わりはありません。

私たちは、サマセットヒルズ学習院が長い間私たちの大家族の一部となってくれた幸運な機会を得ました。
これからも息子はスリーメドウズファームで意味のある雇用の機会を得られるようになり、そこでスキルを育成し発展させることができます。
息子が本当に通うのが大好きな場所であるという事実はただ素晴らしいです。

もう息子の家です。安全な場所です。
私は息子が引き続き成長することができるようにしたいと思っています。
息子は朝、家を出る時、幸せでワクワクしています。
私たちはとてもうれしいです」

スリーメドウズファームでのパラダイスサラダプロジェクトは、カレンのような親に「大きな希望」を与えてくれました。
そして、ShopRiteスーパーからの歓迎もうれしいことでした。

「ShopRiteで、地域の人たちの反応は素晴らしいです。
人々が立ち止まって微笑み、聞いて、関わってくれました。
みんなが息子の周りに集まってくれるのを見るのは素晴らしいことでした」

サマセットヒルズ学習院の創設理事長であるケビン・ブラザーズ博士は、学校の使命は常に自閉症を持つ子どもたちと大人たちにサービスを提供することだったと言います。
25周年を最近祝ったこの院は、数年前に近くに農場を購入することができました。

「私たちは2つの理由でこの土地を購入しました。
第一に、何よりもまず、自閉症を持つ大人のための仕事を創出するための水耕栽培温室を建設し、自閉症を持つ学生のための学習機会を提供するためです。
第二に、グループホームのための家や他の仕事創出のための用地としてです」

スリーメドウズファームは、学生にとって学習の場であり、失業していたかもしれない大人にとっての仕事の場として機能しています。

農場では、学生たちは木工、農業、園芸、温室栽培など、多様な職業スキルを経験する機会を得ています。

ブラザーズ博士は、パラダイスサラダについてこう言います。

「本当においしいです。

わくわくしていると言うのは控えめな表現です。
これに関するすべての面で私たちはとても興奮していますが、最も重要なのは、失業率が非常に高い人々のための仕事を生み出すことです。
彼らは本当に私たちの助けが必要なグループです。
そして、彼らは生産的な市民であることが十分に可能です。彼らには少しの助けが必要なだけです」

ビレッジスーパーマーケットのマーケティングマネージャー、アマンダ・フィッシャーは、パラダイスサラダを小売り用に準備するためにスリーメドウズファームと協力しました。

ビレッジスーパーマーケットには、慈善非営利部門であるスマスファミリーファウンデーションがあり、それが農場の使命と結びついています。
フィッシャーはこう言います。

「彼らがそのサラダで本当にお金を稼ぎ始め、そしてより多くの自閉症の若者を雇用することができるようになり、そのサイクルが続くことが目標です。

なので、パラダイスサラダのレタスミックスを購入いただいたときには、自閉症の若者をサポートしていることを伝えたいと思っています。

自分のためだけでなく、他の誰かのためにも良いことをしているんですと」

(出典・画像:米Aol.

作るだけでなく、売れる場まで確保されていて、すばらしい取り組みです。

ずっと続く事業となることを心から願っています。

自閉症の成年は博物館の仕事で成長し、大好きなモノも見つけた

(チャーリー)


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