
この記事が含む Q&A
- 自閉症の子どもたちが自転車に乗ることは支援や努力次第で可能になるのですか?
- はい、適切なサポートと練習により、多くの自閉症の子どもたちが自転車に乗れるようになります。
- 自閉症の人は全員同じ特性を持つわけではないのですか?
- いいえ、自閉症の人はそれぞれ異なる特徴や能力を持っています。
- 自閉症に関する一般的な議論や意見について、どう考えればよいのでしょうか?
- 個々の経験や能力を尊重し、多様な理解と支援を心掛けることが大切です。
米マサチューセッツ州リンで自閉症やその他の発達障害のある子どもたちを対象にした自転車教室が開催されました。
このイベントは、ノースイースト・アーク自閉症支援センターによって企画されました。
参加していた子どもたちの一人、ジョージ・クンガは「自転車で超スピードで走ったよ!」と興奮気味に話し、そのまま元気にペダルをこぎ始めました。
その様子を見守っていたのは、兄のネイサンです。
7歳の弟が楽しそうにしているのを見て、とても嬉しそうでした。
「弟は自閉症で、新しいことをするのはいつも大変なんです」とネイサンは言います。
「だからこそ、自分自身を誇りに思ってほしいし、何かをやり遂げたと感じてほしいんです」
この日午後に行われた実地の教室には、ジョージのような子どもたちが多く参加していました。
高校生のメーガン・ベイツのようなボランティアの協力により、子どもたちは安心してチャレンジできる環境を得られました。
「子どもたちを手助けできるのは本当に楽しい経験です。
成長していく姿を見るのはとても嬉しいです」
とベイツは話します。
こうした前向きな活動が行われる一方で、自閉症に関して全米で議論も広がっています
最近、アメリカ保健福祉省長官のロバート・F・ケネディ・ジュニアが、自閉症の診断が増えている背景に環境毒素が関係している可能性があるとして、それを調査する計画を発表しました。
しかしその発言の中には、物議を醸す内容も含まれており、多くの批判が寄せられました。
ケネディはこう発言しました。
「自閉症の子どもたちは、税金を払うこともなければ、働くこともない。野球をすることも、詩を書くことも、デートに行くこともない。
多くは一人でトイレに行くことすらできない。
私たちは、こんなふうに子どもたちをしてしまっているという現実を直視する必要があるんです」
こうした発言に対し、兄のネイサンは強く反論しました。
「弟が自転車に乗る姿を見れば、その主張がいかに的外れかわかります。
ジョージはサッカーだってやってるんです。
しかも結構うまい。
他の自閉症でない子たちとも競い合っています」
ノースイースト・アーク自閉症支援センターのプログラムディレクター、ナンシー・ルシアも同じ思いを語りました。
「私の息子も自閉症で、完全な文章を話せるようになったのは小学校2年生のときでした。
でも、今は運転免許を持っていて、自転車にも乗っています」
ルシアによると、この自転車教室の目的は、ジョージのような子どもたちに自信をつけてもらい、努力と支援があれば「どんな可能性も開かれている」ということを伝えることでした。
(出典・画像:米CBS)
うちの子についていえば、もう成人となりましたが、一人でトイレに行くこともできませんし、話すこともできません。
しかし、自閉症の人だってそうでない人と同じで、それぞれまったく異なります。
みんながみんなそうなることはありませんが、これからできるようになるかもしれない子や人、そして家族にとって大きな弊害になるので、一辺倒に何もできないように乱暴に言うことはやめてほしいと思います。
(チャーリー)