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発達障害の子が一緒に遊べるように先生と発達障害でない子が協力

time 2018/03/08

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発達障害の子が一緒に遊べるように先生と発達障害でない子が協力

エヴァンは他の子どもたちが遊んでいる間、先生のそばに立っていました。

ときどきエヴァンは、前後に動いて手をたたいたりしています。
別の時間には、架空の敵と闘っているようなニンジャのように振る舞っています。

教室の中に戻る時間になると、先生に繰り返しそれを聞いています。

サッカーをしていたり、ブランコをしたり、バスケットゴールに向けてボールを投げたり、追いかけ合っている友だちに目をやることはありません。

友だちは自然にお互いに話したり、遊んだりすることができるようになりますが、発達障害の10歳のエヴァンは、友だちに近づいたり、交流する方法がわかりません。

エヴァンは明確に何をするか決まっている場合にはとても快適に教室内で過ごすことができます。
しかし、何をしてよいのかわからない場合にはつらい状況になります。

発達障害の子が一緒に遊べるように先生と発達障害でない子が協力 f1

エヴァンの友だちに質問をしてみると、エヴァンと遊びたいことがわかります。
しかし、エヴァンの行動からどうやって遊んでよいのかわからないようです。

誰もエヴァンとやりとりをする子どもがいないので、エヴァンにいじわるをする子どももいません。
他の子どもたちは、どうして先生のそばにいるのだろうと困惑して距離をとっているようです。

エヴァンは、先生のそばに立って、自分ひとりで遊んでいるのが楽しいようです。

先生は、エヴァンが友だちと仲良くできるスキルをもって、友だちといっしょに遊べるようになることを願いました。

発達障害の多くの子どもは、何をするべきか決まっていない状況で友だちとあそんだり、障害のない子どもと友だちになることに困難をかかえています。

先生たちも、この問題にしばしば直面しますが、支援することができていません。

先生である私と発達障害でない子どもたちとで、この問題に取り組みました。

発達障害の子が一緒に遊べるように先生と発達障害でない子が協力 f2

私たちの研究はまだ終わっていませんが、これまでの経験から発達障害の子どもと遊ぶ友だちを作ることが、有効な方法であると感じています。

他の先生たちも、このアプローチを実施できるはずです。

昨年行ったパイロット調査では、6つの小中学校から、発達障害の生徒11人に集まってもらい、2つのグループに分けました。

5人のグループは観察のみ行いました。

もう一つの6人のグループ(エヴァンも含む)には、指導を行った子どもたちが、休憩時間に支援を行います。

まず先生は、発達障害の子どもの情報を集めて他の子どもたちと共有することが重要になります。

休憩時間中に生徒はどう過ごしていたのか、その発達障害の子の遊びと社会的なやりとりを改善するための具体的な目標、そして友だちと行える遊びの情報を共有するのです。

発達障害でない子どもたちは、発達障害の子とのコミュニケーションするためのヒントを得て、困惑していた発達障害の子のふるまいなどについても理解ができます。

次に、発達障害でない子どもの2〜4人程度に発達障害の子の友だちなってもらいます。

発達障害の子を助けながら遊ぶ子どもです。

同じ学校の子どもを友だちにすることを勧めました。
これまでに、教室にいる時間や給食の時間に積極的に発達障害の子に交流しようとする子どもがすでにいれば、その子は最適です。

先生たちは、給食の時間に発達障害の子の友だちに話をします。

先生がこれまでに書き留めた情報を友だちとも共有し、発達障害の子とやりとりをするのに役立つ5つの戦略を教えます。

1.発達障害の子にあなたが友だちであることを教えてください。
2.一緒に遊ぶようにお願いしてください。
3.遊び方を見せて、教えてください。
4.発達障害の子をほめてください。
5.一緒に遊べない場合には、他のお友だちの子を紹介してあげてください。

こうして、発達障害でない子どもが、発達障害の子の友だちになれるように取り組んで、支援を行いました。
学校が休みの間にも、先生は支援を行いました。

発達障害の子が一緒に遊べるように先生と発達障害でない子が協力 f4

こうして、発達障害の子に友だちをできるようにすることで、顕著な改善が見られました。

友だちができるように取り組まれたグループの発達障害の子たちは、そうでない子たちに比べて、3倍以上の頻度で友だちとやりとりをおこない、4倍以上の協力する機会をもつことができました。

この研究では子どもの数も少なく、白人の発達障害の男の子ばかりという条件でした。
そのため、この友だちを作るためのアプローチが、発達障害の子どもにとって有効であることを確信できるようにするためには、もっと多くのもっと多様な子どもたちに参加してもらう必要があります。

このアプローチは、発達障害と診断をされていない、友たちづくりに苦労している子どもたちにも役立つものになるかもしれません。

この研究に参加した後、エヴァンは休憩時間中に、他の子どもたちと遊ぶようになりました。

これまでにしなかったことにも取り組むようになりました。

エヴァンの友だちは、エヴァンがサッカーが得意なことを知って、驚き興奮していました。

エヴァンに新しく出来た友だちについて質問をしてみるとこう答えてくれました。

「僕は独りでした。誰とどうやって一緒に遊べばよいのかわかりませんでした。
それが、僕のところに友だちが来て一緒に遊ぼうと誘ってくれたんです。」

(出典:米SPECTRUM)(画像:Pixabay

友だちの作り方がわからなくて、友だちが出来ないのなら、先生が最初、手伝うのは確かに有効な気がします。

作られた友だちでも、その中から友だちが生まれたり、友だちになる別の子との出会いが生まれるはずです。

今日、うちの子どもが通う特別支援学校の行事に参加すると、同じクラスの子のお母さんから、休みの日でもうちの子どもの名前を呼んだりして、本当に仲がいいみたい。また、うちの子もその子を気遣っている様子もあるようだと話を聞きました。

うちの子は全く話すことができません。なので、そんなお友達ができていたのを知って本当に本当にうれしくなりました。

多くの子どもに見てほしい発達障害のアニメ

(チャーリー)

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