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発達障害の子に犬より難しいのがむしろいい、フクロウでの療育

time 2019/02/05

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発達障害の子に犬より難しいのがむしろいい、フクロウでの療育

フクロウは発達障害などの子どもたちの療育に犬よりも効果的だと心理学者のアニータ・モリスは言います。
アニータは、6年前から助けを必要としている子どもたちにフクロウやタカを使った療育を行っています。
猛禽類の鳥と仲良くなるためには、必要な落ち着いた態度をとらなければなりません。
それが、自分をコントロールすることを学ぶのにとても役に立つとアニータは言います。
「猛禽類の鳥と子どもたちが仲良くなれるように、私は手伝います。
鳥と仲良くなるには、落ち着いて静かにしていなければなりません。
若い鳥の場合には、仲良くなるのにとくに時間がかかります。」
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虐待などを受けた子どもたちには、通常のセラピーよりも、フクロウと仲良くなることがとても効果的だと付け加えます。
「つらい気持ちを散らすことを助けてくれるんです。
私が話をしたりするよりも、小さなフクロウのほうが助けてくれるんです。」
発達障害の子どもたちがパニックを起こしてしまうことを少なくするのにも役立つと言います。
「ペットではない野生の鳥であるために、発達障害の子どもたちは、より気を使うことを学びます。
そうして自分の感情をコントロールすることを学んでいきながら、鳥と信頼関係を築くようになっていきます。
発達障害の子どもたちは、時間が経つにつれて落ち着いて静かになっていきます。
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ある13歳の少年は、自殺願望をもちひどい状況にありました。
しかし、小さなフクロウと一緒に過ごすようになってからは、外にでかけて飛ばしてあげることが楽しみになるようになりました。
猛禽類の鳥は、多くの人にとって見るだけでも興奮するものです。
そんな生きものと仲良くなれる能力が自分にある。
そう思えれば、精神的な健康にもとても良いものとなります。」
心理学者のアニータは、猛禽類の鳥と犬とでは役割が大きく異なるといいます。
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猛禽類と違って、犬は仲良くなるのに時間がかかりません。
「私は犬による子どもたちへの療育も行っています。
子どもによっては、猛禽類の鳥を療育に使うことが適切でない場合もあります。
犬は猛禽類よりも簡単に仲良くなってくれて、とても優しい生きものです。
愛情をもってこちらに接してくれます。
一方で猛禽類の鳥と仲良くなるためには、愛情よりも、報酬をもってやりとりをし、付き合っていかなければなりません。
猛禽類の鳥の場合には、複雑なやりとりをする必要があります。そして学んでいくのです。
そのため、子どもたちが安心できることなどが必要な場面では、静かで愛情をもって接してくれる犬のほうがまったく優れています。」
(出典:英The Telegraph)(画像:Pixabay
飼ったことなどはありませんが、小さなフクロウはかわいいです。
そして、つきあうのは確かに難しそうです。
だからこそ、仲良くなれたらうれしいですし、学んだことも多いものでしょうね。
発達障害の子の介助を手伝ってくれるインコ

(チャーリー)


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