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発達障害の息子は仕事をしたいと希望し雇われた。そして今では

time 2020/12/08

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

発達障害の息子は仕事をしたいと希望し雇われた。そして今では

2年前から、息子のジャックは仕事がしたいと言っていました。
働きたがったのです。

なぜ息子が町の中心部にある地元のパスタレストランを選んだのかは、いまだにわかりません。

息子はそのレストランのウェブサイトにアクセスし、条件を調べました。
慎重に応募書類をプリントアウトして、キッチンカウンターに座り、年齢、生年月日、経験などの項目に記入していました。
息子は自分が米国市民かどうかを尋ねました。私はそうだと答えました。

そして、息子は雇われました。
もう1年以上、毎週火曜日の午後4時半から6時半まで皿洗いをしてきました。
息子は「テーブル8パスタ」という会社名とロゴが刺繍されたTシャツを着ています。

この話はおそらく、とても簡単なことのように思えるでしょう。
10代の若者が仕事を探し、応募し、雇われ、Tシャツを渡され、毎週出勤した。

息子が発達障害の自閉症であることをのぞけば。

息子はワーキングメモリがほとんどなくて不安を感じていて特定の話題に執着する傾向があります。
会話をしている間の相手の社会的なしぐさなどもわかりません。
賑やかな環境は嫌いです。
周りが騒がしいのも嫌いだし、電話の音も嫌いです。
お金についてもよくわかっていません。
レストランで食事をした経験もあまりありません。

しかし、それでも息子はそこで働きたかったのです。
そして、応募したのです。
2本の鉛筆を使い、アメリカ市民権について調べ、4回も書き直して、応募書類を書きました。
時間がとてもかかりました。

私たちはお店に車を走らせ、それをカウンターの後ろに立っている若い女の子に渡しました。

それから息子は待っていました。
息子は心配しました。いつも心配していますが。

電話がこないかもしれない。
雇ってもらえない。
応募書類にミスがあったのではないか。

しかし、電話はかかってきました。
雇われたのです。

オーナーが電話をしてきました。
自閉症の人を雇った経験はないけれど、試してみて様子を見たいと。

それから、息子は皿洗いをしています。

毎週火曜日は朝6時に起きて、あのTシャツを着ます。それを着て学校に行きます。

家に帰ってくると、息子は仕事に行かなければならないことを私に言います。
夕食時には家にいないことも。
何度も、息子は私に言います。

そして、私が車を走らせます。
息子が車を運転できるようになることは、今はちょっと想像できません。
私が運転して、4時2分までに着かないと、息子は不安になります。

息子はあのTシャツを着たいといつも言っています。
みんなが着ているから。
息子には、他の人とつながっている証拠なのでしょう。

毎週月曜日の夜、あのTシャツを見えるところに置きます。
朝になると、放課後に仕事があることを私に言います。
4時2分にはお店に入ります。
私は息子を車からおろし、背の高い息子がお店のドアをくぐるのを見届けます。

今週は迎えにいくと、息子はうれしそうにしながら話をしました。

「ママ、昇進したよ」

息子の顔は明るくなって、目は輝いていて、微笑んでいました。
息子は笑顔でした。

「ぼく、パスタを作るんだよ」

自閉症をかかえる10代の私の息子。
息子は仕事をし、そして昇進しました。
これからは、パスタを作るんです。

(出典:米Scary Mommy)(画像:Pixabay

息子さんとお母さんの喜ぶ姿が目に浮かびます。何だか私も目が潤みます。

本当に最高にうれしいときだったでしょうね。

うちの子が通う特別支援学校では、イベント的に、親が行けるカフェが毎年設けられます。

今年は残念ながら、コロナ禍のために親は行けなくなりましたが。

そこで、うちの子はテーブルを拭いたり、飲み物をテーブルまで運ぶ仕事をよくしていました。

頭にはバンダナをまき、エプロンをつけて、それはどこか誇らしげで、ニコニコしながら。

その姿を見ると本当に私もうれしく、誇らしくなりました。思い出すだけでうれしくなります。

発達障害の人にとって不安を克服できるカフェ。ミスは大歓迎

(チャーリー)

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