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発達障害の子どもをやる気にさせるひらめきを親は見つけてほしい

time 2021/01/19

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発達障害の子どもをやる気にさせるひらめきを親は見つけてほしい

米ミズーリ大学の自閉症と神経発達障害のトンプソンセンターの新しい調査で、障害をかかえる子どもの不安を軽減し、精神衛生を改善するのに役立つ方法が確認されました。

約2000件の回答を分析した結果、多くの養育者が子どもたちの特別な興味が、不安の軽減や精神衛生の改善に役立つだけでなく、社会的な交流や将来の雇用や教育の機会にメリットがあるものと考えていることがわかりました。

ミズーリ大学のノベル臨床助教授は言います。

「私たちは、自閉症の子どもたちの多くが特定のことに集中する、こだわりをもっていることを知っています。
このこだわりを奇妙や懸念の対象として見られることもありますが、こだわりは実際には子どもの不安を軽減し、肯定の補強や教育で活かすことができます」

たとえば、子どもが特定のテレビ番組に特に夢中になっている場合には、親や介護者は子どもが部屋の掃除や宿題を終わらせるようなあまり望ましくないタスクを完了した場合に、ご褒美としてその番組を利用することなどが考えられるといいます。

学校の宿題でレポートを書かなければならない場合には、自分が夢中になっていることについて書くことで、学校の勉強に情熱をもてるようにもなります。

「中学生になって、地元の図書館を利用して研究をする方法を学び始める頃に、夢中になっていることを取り入れることで、子どもの成長をサポートし、社会に参加するメンバーになるのに役立つ方法にできます。

サムの母親であるアリシア・カランさん、親、教育者、医療提供者が創造的であり、自閉症など発達障害を持つ人をやる気にさせるひらめきを見つけることができれば、驚くような成果を見せてくれると言います。

「私たち親は、たびたび自分の子どもにはできないと考えてしまいます。それは間違いです

私が学んだことは、子どものモチベーションに火をつける何かを見つけなければならないということです。
子どもはより良いパフォーマンスを発揮するだけでなく、より多くの可能性があることがわかります。
息子のサムは、何でも望みどおりに好きな色に変えてあげると、ミスをすることなく何でもできるようになりました」

自閉症スペクトラムの症状は人それぞれです。
ノベルの研究はまた、自閉症スペクトラム障害をさらに細分化し、自閉症の子どもの診断を行いやすくすることを目的にしています。

「私の目標は、自閉症とはどういうことか、そしてそれがどのように見えるかということについて、本当によく理解し、深く理解することです。
この研究は、自閉症の人たちが年を重ねるごとに可能な限り成功できるように、より良いサポートの実現に向けたものです」

(出典:米BW BUSINESSWORLD)(画像:Unsplash

興味をもてることがたくさんになるように、そして徹底的にそれを追求できるように手伝いたいものです。

夢中になれる大好きなことをしている人には誰もかないません。

発達障害の少年はこだわりや執着は情熱になり助けてくれると語る

(チャーリー)


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