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自閉症のアーティストは言う「周りのことは気にしなくていい」

time 2021/08/03

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

自閉症のアーティストは言う「周りのことは気にしなくていい」

ジョセフ・ローチは、今週末を含め、いくつかの会場で自分の作品を展示・販売してきました。
この10代のアーティストにとって、ここまでの道のりは決して楽なものではありませんでした。

ジョセフがアートで成功するどころか、むしろ苦労しているように見えたのは、つい最近までのことです。

「きっかけは中学1年生のときでした。
私は美術の授業で何もしたくなかったのですが、ヒブシュマン先生が私に何かさせようとしました。

でも、私は何もしなかった。
それで、その年の成績は最低のFでした」

そうジョセフは言います。

ジョセフは5歳のときに自閉症と診断されました。
多くの自閉症の人と同様に、ジョセフも問題に悩まされることがあります。
ジョセフの場合、興味のない仕事や課題に参加するようお願いしても、それはほとんど不可能です。

「ジョセフが生まれたとき、私たちはどう成長するのか不安でした。
また、読み書きができるようになるかどうかもわかりませんでした。
何年も何年もかけて学校に通い、家でも一緒に勉強しました、愛情を注いできました」

そう母親のキャロルは言います。

ジョセフが中学2年制になると同じ先生が、授業中に自分の意志でノートに絵を描いているのを見つけました。
そして、先生はジョセフに絵を描くことを勧めました。

「先生はそれを気に入ってくれました。
それで、もっと大きな紙に描いてほしいと言われて、僕の絵が好きなんだと感じました。
そして、大きな紙で作品を描き続けました」

そこから、ジョセフの作品コレクションはどんどん増えていきました。
現在、マンハイム・セントラル高校に通う16歳になったジョセフは、米ペンシルバニア州ランカスターのマルベリー・アート・スタジオに作品を展示したり、キャンプヒルのオーブン・インダストリーズに委託展示され、近々ハーシーガーデンでの展示も予定されています。

ジョセフの作品には複雑なパターンが多く、中にはフィボナッチ数列をモチーフにしたものもあります。
しかし、ジョセフはそのような細部や作品の特殊性にもかかわらず、ある作品がどのような形になるかは、自分でも制作するまでわからないと言います。

「2020年の夏は、ひまわりのつぼみを見て、家に帰ってから紙を持ってきて描いていたんです。
丸を描いたりしているうちに、気がついたら花のつぼみになっていました」

それが普通の絵の描き方なのかを尋ねると、ジョセフは答えました。

「私にとっては普通はありません。
ただ、それが自分のやり方であることは間違いありません。
輪っかができたら、それを広げていくだけです」

ジョセフは、ドローイングやペインティングの作品を増やし、すでに多くのファンを獲得しているコレクションを増やし続けています。
そして、他の若いアーティストにアドバイスを求めるとジョセフはこう言います。

「周りのことは気にしなくていいです。
自分の作りたいものを作ればいい」

(出典・画像:米PENN LIVE

たしかに、すごく独特で魅力的な作品です。

何か好きなことを見つけていたら、それを見逃さないようにしたいですね。

発達障害の少年が最前線にいる医師たちを得意なことで助ける

(チャーリー)


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